オープンカー、かつインテリア・カラーがベージュ系ということで、ドライブへ出る度に内装が汚れまくるんじゃないか・・・。
ボクスター購入時にはそんな心配もしましたが、だからと言って、「汚れるから屋根開けない」みたいな意味不明のポリシーや、内装を毎回隅々までヒステリックに掃除するほどの神経質さは、一切持ち合わせておりません。
そんな横着者の私でも欠かさず励行しているのが、ドライブ後の簡単な車室内清掃。
ディスカウント・ストアで買ったハンディ・モップでダッシュ・ボードなどのホコリを取り、クルマ用のウェット・ティッシュでステアリングからシートまで拭いて仕上げるだけなのですが、その日の汚れを取るにはこれで十分だと思っています。
しかしながら距離を重ねるうちに、乾拭き&水拭きだけでは落とすことのできない、黒ずみのような薄汚れが気になるようになってきました。
その最たる例がやっすい皮が張られたインナー・ドア・グリップで、汚れを落とすためにゴシゴシやってたら表皮が剥がれ始め、止むを得ずカッティング・シートで補修したことは既報の通りです(汗)。
そんなワケで、他にも薄汚れている箇所をキレイにすべく、内装用のクリーナーを発注することにしました。
しかし、ボクスターより前に乗っていたクルマの内装色がすべて黒だったこともあり、レザー・シート用のメンテナンス・キットを除けば、インテリア専用クリーナーの類はこれまで一度も買ったことがありません。
そこでインターネットでいろいろと調べて買ってみたのが、「クイックブライト」です。
大きさは2.5クオート(≒2.37リットル)の植木鉢サイズ、中身はショッキング・ピンクの半ネリ状クリーナーで、量も単位もアメリカンなら見た目もリアルにアメリカンです(笑)。
で、コイツをスポンジに取ってソフト・パッド製のアーム・レストやインナー・ドア・トリム、レザレット製のシート・サイドなど、汚れが気になる部分を中心に塗って擦って拭き取ってみましたが、うーん、あんまりキレイになりませんねぇ・・・。
とは言え、3,900円もの大金を投じて0.1クオート程度しか使わないのはいくらなんでもアホの極みなので、大量消費を目論んで、汚れ放題のフロア・マットを水洗いする際に使ってみたら、悪くありません。
乾かすのが面倒なのでフロア・マットは滅多に洗いませんが、とりあえずクイックブライトの用途が見つかって何よりです(笑)。
或いは、フロア・マットの汚れ落としに効くのであれば、フロア・カーペットの拭き掃除にもいいんじゃないかと思われますので、いずれ試してみようと思います。
さて、本題の内装用クリーナーですが、今度は同じルクソール・ベージュ・インテリアの991型ポルシェ・911にお乗りのまさやんさんからのコメントに飛びついて、オートグリム社の「インテリア・シャンプー」を購入。
アメリカンなクイックブライトから180度転換、英国王室御用達という由緒正しいイギリス製のカーケア用品です。
スプレーしてみても透明な液体は殆ど泡が立たず、こんなんでホントにキレイになるんかいなと頼りなく感じるほどなのですが、これが着実に汚れを落としてくれるんです。
ソフト・パッドやレザレット、プラスチック部の汚れはほぼ一掃、ステアリング・ホイールやシフト・ノブの本革部分、シート中央部のアルカンターラも、拭き取り用のマイクロファイバー・タオルにうっすらと汚れが付着しました。
素材保護のためでしょう、強烈なクリーニング効果は得られませんが、当然ながら色落ちなどはせず、拭き取り後はサラッとしたいい感じの手触りとなります。
ちなみにいちばん効いたのが、ウィンド・ディフレクター。
これまでもたまに水洗いをしていましたが、パンスト的なメッシュ部分にインテリア・シャンプーをスプレーして水道で流してみたところ、真っ黒い泥水のような汚れが出てきてビックリしました(汗)。
オープン・ドライブに伴う車室内の汚れは舞い込んできたホコリが主なので、ドライブ後の掃除は引き続き乾拭きと水拭きだけでOKだと思っています。
山の中を走れば木の葉や花びらが、時には前走車が跳ね上げた小石が飛び込んで来たりもしますが、それらは粘着テープや掃除機などでキレイになるでしょう。
それに加え、これからは定期的にオートグリムのインテリア・シャンプーでクリーニングすることで、汚れの沈着を防いでいこうと思っています。
まさやんさん、良い情報をありがとうございました!