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空は青く高くスッキリと晴れ渡っており、吹く風はもう秋のそれである。
今日も気持ち良く走れるだろうとの嬉しい予感に満たされながら出発、D135を東に走り、R452/夕張国道の南下を開始した。
ここから60km以上、沿道に何もない山間の道をひた走るのだ。
例によって路面の悪い区間もあるが、とにかく延々と走り放題の状態が続き、アタマがパーになりそうである。
休憩に立ち寄ったシューパロ湖はかなりの渇水状態にあるようで、湖底に沈んでいるはずの道や橋梁がその姿を現していた。
炭鉱時代の巨大な煙突が立つ夕張に到着、道の駅「
夕張メロード」で夕張メロンソフトクリームを喰う。
これがもう、めちゃめちゃ旨いのだ。
シーズン終了間際とは言え、夕張メロンはなかなかの値段。
それに較べれば、メロン味全開のソフトクリームは抜群のコスト・パフォーマンスである。
更なる南下ルートは、交通量僅少のD74。
バンプやアンジュレーションも少なくないが、良く動くボクスターの脚はアスファルトを捉えて離さない。
続くD59で厚真[あつま]の街に出、R234→JR室蘭本線→千歳線を越えてR36沿いの「
味の大王 総本店」に到着した。
念願叶って初めて喰ったカレーラーメンは、辛さとコクとが中太麺に絡み付いて離さず、とても旨い。
大いに満足である。
R276、苫小牧の市街地から支笏湖方面へと曲がった先の公園前で、本GT初のネズミ獲りを目撃。
私が
過去に二度ほど捕まったようなレーダー搭載パトカーではなく、一般的な可搬式の測定器による取締りである。
ゆっくり走っていたのでもちろん捕まりはしなかったものの、肚が立つことに変わりは無い。
ちなみにボクスターに積んでいるセルスター製レーダー探知機「
ASSURA AR-121RA」は、この場所を含め、今回のGTでもあちこちで警報を発してくれている。
幸い、これまでオービス以外の取締りに遭遇することは無かったが、やはり探知機の警報には注意を払うべきだと改めて思った。
林間のストレート/R276を駆け上がり、支笏湖に出る。
樽前山へと続く湖面はとても静かで、僅かにさざめくのみであった。
東へと向かうR276/R453はクルマやトラックが多く、白線エリアでヴッコ抜いてもすぐにまた前が詰まる始末。
そのまま洞爺湖に立ち寄ってから引き返し、クルマのいないD2でオロフレ峠を越えて行く。
この道がとても良く、久しぶりに3速レベルのワインディングを存分に楽しみつつ、峠付近から眼下に広がる雄大な景色を堪能した。
峠を下ったところにあるカルルス温泉が、今日の投宿地。
老舗の「
鈴木旅館」は2食つきで7,000円以下のプランだが、風情のある温泉旅館で風呂も飯も文句なし。
明日は8時からの朝食を7時に変更してもらい、残り少ないGTを1時間でも長く楽しむ所存である。