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関東組の4名は、朝6時過ぎに中央自動車道/談合坂SAを出発。
完璧なド快晴のハイウェイを疾走するのはShimaさんのALPINAロードスター、つくばの松さんのALPINA B3、suite-spiralさんのポルシェ・911カレラSカブリオレ、そして私のポルシェ・ボクスターです。
カレラSカブリオレと走るのは初めてなのですが、当然の如くトップを開け放ったShimaさんと私に対し、suite-spiralさんはその屋根を閉めたまま。
こんなにいい天気なのに勿体ない・・・と思っていたら、走っているうちに気温はどんどん下がり、あまりの寒さにシートヒーターやヒーターを全力で焚く破目になりました。
いやー、参った(涙)。
昨年に引き続きShima幹事長よりルート隊長を拝命した私、今年はワケのわからない山道を辿って目的地まで遠回りに走る方針。
飯田ICでアウト、K8を西へと山の中に突入します。
キノコ狩りと思しき地元軽自動車軍団が路肩に消えてからは先行車も一切現れず、文字通り誰もいない1.5車線屈曲路の走り放題となりました。
皆さんの走りについていくべくスポーツプラス・スイッチを入れ、オート・ブリッピング機能のサポートを受けながら、時にはギア・スティックを1速に叩き込んで狭い峠道を駆け上がっていきます。
この道は数年前に一度だけ反対側から走ってきたことがありますが、当時よりも舗装が改良されて走りやすくなった印象があります。
それでもタフなワインディングであることに変わりはなく、初っ端から楽しいドライブを堪能することができました。
国道に出て、道の駅「賤母[しずも]」でブレイク。
先ほどまで走っていた交通量ゼロの県道とは対照的に、目の前のR19はクルマやバイク、トラックがひっきりなしに走っています。
道の駅も大勢の家族連れで賑わっており、秋の観光シーズンたけなわであることが伺えますが、ルート隊長たる私のミッションは、安全に楽しく走るため、観光客の皆さんが絶対に来ないようなルートを選定すること。
畢竟、山の中を走ることになるのです(笑)。
そんなミッションに従って選んだ東白川村の山中へと分け入るR256は、初めて走るルート。
並行するオール2車線の快適なK62とは全く異なる、「これが国道なのか?」レベルの1-1.5車線路が続きます。
集中力が試されるハードな屈曲路の森から飛び出すと一転、道は渓流沿いの中高速ワインディング・ステージに変貌。
2速までしか使わなかったギアを4速まで上げ、素晴らしいクルージングを堪能しました。
路肩のパーキングでクルマから出てきたオッサン4名は嬉しいやら楽しいやら、もう笑顔が止まりません。
大丈夫なんでしょうか、この人たち(って、オレもか)。
昼飯は、道の駅「飛騨金山ぬく森の里温泉」のレストランで鶏[けい]ちゃん焼の定食を喰いました。
岐阜県の郷土料理で、さまざまな鶏肉の部位を醤油や味噌のタレで香ばしく焼いてあり、思わずご飯が進んでしまいます。
ドライバーと同様、近くのガソリン・スタンドでマシーンの腹をも満たしてリスタート。
R256からK86へと別れ、金山湖畔のフラットなワインディングを快走します。
トリッキーな右コンビネーション・コーナーの曲率を見誤り、4輪が一瞬スキッドしたこともありましたが、ボクスターが瞬時にパワーを絞ってくれたおかげですぐにラインに復帰。
いやはや、気をつけないといけませんね(汗)。
続くK431は緩いカーブの連続で、風を切って気持ち良く走りました。
K88を経て、K437→K441と深い山の中へとヒルクライム。
荒れたアスファルトを蹴散らして、宿へと向かう本日最後のハードなドライビングが始まりました。
上り切って森から出ると、K441/鈴蘭スカイラインは断崖にへばりつき、右手に木曽御嶽山を仰ぎ見る絶景道路となります。
すんごいところを走ってる感、炸裂です(笑)。
そんな素晴らしい景色の中で、仲間の走りをビジュアルとサウンドとプレッシャーとで感じながら、ボクスターを走らせるんですよ。
嗚呼、なんて楽しいんでしょう(勃)。
走りに走って辿りついた標高1,800mの宿、御嶽山北麓の濁河温泉「湯元館」。
昨年に引き続き、お世話になります。
御岳山噴火の影響で激減した客足も戻り始めたとのことで何よりですが、この宿は温泉も食事も素晴らしく、問答無用で再訪となった次第です(笑)。
宿には神戸からポルシェ・911カレラSクーペでやってきたゴウさんが一足先にチェック・インしており、程なくBMW M235iクーペのM郎さんが静岡から、ALPINA B3のmtmさんが大阪からやってきて、メンバー全員が無事に揃いました。
気持ちのいい露天風呂でも、旨い料理が並ぶ食事処でも、もちろん部屋に戻っても、交わすのはクルマの話ばかり。
幸せです、ホントに(笑)。
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翌朝も、素晴らしい晴天!
放射冷却全開の寒さの中、7人のオッサンは温泉で目を覚まし、朴葉味噌や鮎の開きなどの飛騨感炸裂なおかずで朝飯を平らげます。
食後に玄関を出てみると、宿の駐車場はALPINAやBMWやポルシェで満車状態。
中古車屋さんもビックリの品揃えですが、一人一台での宿泊ということで、宿にはご迷惑をおかけしています(伏)。
*玄関前以外にも駐車場はあります。念のため。
青いボクスターを先頭に、K435→K463と走る7台。
エンジンを始め各部が十分暖まったところでR361を右折、長峰峠で岐阜県から長野県に突入し、極上のワインディング&ダウンヒル・ドライブを楽しみます。
このまま帰宅の途に就くShimaさんのALPINAロードスターを見送って、残る6台はK20で開田高原を南下。
K256から御岳湖南岸の湖畔道路を安定した速度で走り続けたら小休止、本日のハイライトに備えます。
御嶽山ヒルクライム。
パイロット役をsuite-spiralさんの911カレラSカブリオレに譲り、ゴウさんのカレラSクーペ、M郎さんのM235i、そして松さん&mtmさんの2台のB3を追って、スロットルを開けてゆきます。
これがまた前回同様、楽しいのなんのって(笑)。
先行する5台と較べてパワー/トルクで劣るボクスターではありますが、急勾配のヘアピン・コーナーで1速までギアを下げてガス・ペダルを踏み込めば、回転計の針は一気にレッド・ラインを目指し、優れたメカニカル・トラクションを大いに実感しながらグイグイと上ってゆくことができます。
オープン・トップから陽光と共に降り注ぐ、2台のB3が奏でる大好きなエキゾースト・ノートの二重奏にシビれながら、興奮のドライブが続きました。
終着の七合目、素晴らしい景観の拡がる標高2,200mのパーキングでひとやすみしてからダウンヒル。
不肖・私、合計17.2リッター/30気筒/1666馬力のプレッシャーに圧し潰されそうになりながら、下界への先導を努めさせていただきました(汗)。
道の駅「三岳」でmtmさんと別れ、M郎さんお勧め・R19沿いの蕎麦屋「くるまや国道店」で、コシのある旨い蕎麦を平らげます。
ここから中津川IC方面へと南下するゴウさんに手を振り、塩尻ICへとR19を北上する松さん&suite-spiralさんとも別れて、M郎さんと共にR361を経由し伊那ICから中央道に乗りました。
八ヶ岳PAで道路状況を確認したところ案の定、笹子トンネルや大月、相模湖付近で早くもアホ渋滞が始まっています。
どうしよう・・・ったって、このまま笑顔で特濃渋滞へと突入できるほど私は人間ができておりません(笑)。
M郎さんに挨拶してお先にリスタート、一宮御坂ICからR137で河口湖に出、以降は山中湖→K730/三国峠→K147/明神峠→K365-K78/足柄峠と独り山の中を走り続け、大井松田ICから東名高速道路へ。
毎度おなじみの大和トンネル渋滞を除けば、ほぼマイペースで埼玉の自宅まで走ることができました。
昨年に引き続きドライブ・コンピュータをリセットし忘れたのでデータはありませんが(涙)、総走行距離は恐らく900km超。
平均速度は「結構速い」、平均燃費は「あんまり良くない」って感じだと思います(笑)。
いい道、いい天気、いいクルマにいい宿、そして何よりいい仲間。
すべてのファクターが噛み合って、本当に素晴らしいツーリングとなりました。
私ゃホント、恵まれたクルマ・ライフを送ることができていると思います。
幹事長のShimaさん、参加の皆さん、どうもありがとうございました!
関東組の4名は、朝6時過ぎに中央自動車道/談合坂SAを出発。
完璧なド快晴のハイウェイを疾走するのはShimaさんのALPINAロードスター、つくばの松さんのALPINA B3、suite-spiralさんのポルシェ・911カレラSカブリオレ、そして私のポルシェ・ボクスターです。
カレラSカブリオレと走るのは初めてなのですが、当然の如くトップを開け放ったShimaさんと私に対し、suite-spiralさんはその屋根を閉めたまま。
こんなにいい天気なのに勿体ない・・・と思っていたら、走っているうちに気温はどんどん下がり、あまりの寒さにシートヒーターやヒーターを全力で焚く破目になりました。
いやー、参った(涙)。
昨年に引き続きShima幹事長よりルート隊長を拝命した私、今年はワケのわからない山道を辿って目的地まで遠回りに走る方針。
飯田ICでアウト、K8を西へと山の中に突入します。
キノコ狩りと思しき地元軽自動車軍団が路肩に消えてからは先行車も一切現れず、文字通り誰もいない1.5車線屈曲路の走り放題となりました。
皆さんの走りについていくべくスポーツプラス・スイッチを入れ、オート・ブリッピング機能のサポートを受けながら、時にはギア・スティックを1速に叩き込んで狭い峠道を駆け上がっていきます。
この道は数年前に一度だけ反対側から走ってきたことがありますが、当時よりも舗装が改良されて走りやすくなった印象があります。
それでもタフなワインディングであることに変わりはなく、初っ端から楽しいドライブを堪能することができました。
国道に出て、道の駅「賤母[しずも]」でブレイク。
先ほどまで走っていた交通量ゼロの県道とは対照的に、目の前のR19はクルマやバイク、トラックがひっきりなしに走っています。
道の駅も大勢の家族連れで賑わっており、秋の観光シーズンたけなわであることが伺えますが、ルート隊長たる私のミッションは、安全に楽しく走るため、観光客の皆さんが絶対に来ないようなルートを選定すること。
畢竟、山の中を走ることになるのです(笑)。
そんなミッションに従って選んだ東白川村の山中へと分け入るR256は、初めて走るルート。
並行するオール2車線の快適なK62とは全く異なる、「これが国道なのか?」レベルの1-1.5車線路が続きます。
集中力が試されるハードな屈曲路の森から飛び出すと一転、道は渓流沿いの中高速ワインディング・ステージに変貌。
2速までしか使わなかったギアを4速まで上げ、素晴らしいクルージングを堪能しました。
路肩のパーキングでクルマから出てきたオッサン4名は嬉しいやら楽しいやら、もう笑顔が止まりません。
大丈夫なんでしょうか、この人たち(って、オレもか)。
昼飯は、道の駅「飛騨金山ぬく森の里温泉」のレストランで鶏[けい]ちゃん焼の定食を喰いました。
岐阜県の郷土料理で、さまざまな鶏肉の部位を醤油や味噌のタレで香ばしく焼いてあり、思わずご飯が進んでしまいます。
ドライバーと同様、近くのガソリン・スタンドでマシーンの腹をも満たしてリスタート。
R256からK86へと別れ、金山湖畔のフラットなワインディングを快走します。
トリッキーな右コンビネーション・コーナーの曲率を見誤り、4輪が一瞬スキッドしたこともありましたが、ボクスターが瞬時にパワーを絞ってくれたおかげですぐにラインに復帰。
いやはや、気をつけないといけませんね(汗)。
続くK431は緩いカーブの連続で、風を切って気持ち良く走りました。
K88を経て、K437→K441と深い山の中へとヒルクライム。
荒れたアスファルトを蹴散らして、宿へと向かう本日最後のハードなドライビングが始まりました。
上り切って森から出ると、K441/鈴蘭スカイラインは断崖にへばりつき、右手に木曽御嶽山を仰ぎ見る絶景道路となります。
すんごいところを走ってる感、炸裂です(笑)。
そんな素晴らしい景色の中で、仲間の走りをビジュアルとサウンドとプレッシャーとで感じながら、ボクスターを走らせるんですよ。
嗚呼、なんて楽しいんでしょう(勃)。
走りに走って辿りついた標高1,800mの宿、御嶽山北麓の濁河温泉「湯元館」。
昨年に引き続き、お世話になります。
御岳山噴火の影響で激減した客足も戻り始めたとのことで何よりですが、この宿は温泉も食事も素晴らしく、問答無用で再訪となった次第です(笑)。
宿には神戸からポルシェ・911カレラSクーペでやってきたゴウさんが一足先にチェック・インしており、程なくBMW M235iクーペのM郎さんが静岡から、ALPINA B3のmtmさんが大阪からやってきて、メンバー全員が無事に揃いました。
気持ちのいい露天風呂でも、旨い料理が並ぶ食事処でも、もちろん部屋に戻っても、交わすのはクルマの話ばかり。
幸せです、ホントに(笑)。
---
翌朝も、素晴らしい晴天!
放射冷却全開の寒さの中、7人のオッサンは温泉で目を覚まし、朴葉味噌や鮎の開きなどの飛騨感炸裂なおかずで朝飯を平らげます。
食後に玄関を出てみると、宿の駐車場はALPINAやBMWやポルシェで満車状態。
中古車屋さんもビックリの品揃えですが、一人一台での宿泊ということで、宿にはご迷惑をおかけしています(伏)。
*玄関前以外にも駐車場はあります。念のため。
青いボクスターを先頭に、K435→K463と走る7台。
エンジンを始め各部が十分暖まったところでR361を右折、長峰峠で岐阜県から長野県に突入し、極上のワインディング&ダウンヒル・ドライブを楽しみます。
このまま帰宅の途に就くShimaさんのALPINAロードスターを見送って、残る6台はK20で開田高原を南下。
K256から御岳湖南岸の湖畔道路を安定した速度で走り続けたら小休止、本日のハイライトに備えます。
御嶽山ヒルクライム。
パイロット役をsuite-spiralさんの911カレラSカブリオレに譲り、ゴウさんのカレラSクーペ、M郎さんのM235i、そして松さん&mtmさんの2台のB3を追って、スロットルを開けてゆきます。
これがまた前回同様、楽しいのなんのって(笑)。
先行する5台と較べてパワー/トルクで劣るボクスターではありますが、急勾配のヘアピン・コーナーで1速までギアを下げてガス・ペダルを踏み込めば、回転計の針は一気にレッド・ラインを目指し、優れたメカニカル・トラクションを大いに実感しながらグイグイと上ってゆくことができます。
オープン・トップから陽光と共に降り注ぐ、2台のB3が奏でる大好きなエキゾースト・ノートの二重奏にシビれながら、興奮のドライブが続きました。
終着の七合目、素晴らしい景観の拡がる標高2,200mのパーキングでひとやすみしてからダウンヒル。
不肖・私、合計17.2リッター/30気筒/1666馬力のプレッシャーに圧し潰されそうになりながら、下界への先導を努めさせていただきました(汗)。
道の駅「三岳」でmtmさんと別れ、M郎さんお勧め・R19沿いの蕎麦屋「くるまや国道店」で、コシのある旨い蕎麦を平らげます。
ここから中津川IC方面へと南下するゴウさんに手を振り、塩尻ICへとR19を北上する松さん&suite-spiralさんとも別れて、M郎さんと共にR361を経由し伊那ICから中央道に乗りました。
八ヶ岳PAで道路状況を確認したところ案の定、笹子トンネルや大月、相模湖付近で早くもアホ渋滞が始まっています。
どうしよう・・・ったって、このまま笑顔で特濃渋滞へと突入できるほど私は人間ができておりません(笑)。
M郎さんに挨拶してお先にリスタート、一宮御坂ICからR137で河口湖に出、以降は山中湖→K730/三国峠→K147/明神峠→K365-K78/足柄峠と独り山の中を走り続け、大井松田ICから東名高速道路へ。
毎度おなじみの大和トンネル渋滞を除けば、ほぼマイペースで埼玉の自宅まで走ることができました。
昨年に引き続きドライブ・コンピュータをリセットし忘れたのでデータはありませんが(涙)、総走行距離は恐らく900km超。
平均速度は「結構速い」、平均燃費は「あんまり良くない」って感じだと思います(笑)。
いい道、いい天気、いいクルマにいい宿、そして何よりいい仲間。
すべてのファクターが噛み合って、本当に素晴らしいツーリングとなりました。
私ゃホント、恵まれたクルマ・ライフを送ることができていると思います。
幹事長のShimaさん、参加の皆さん、どうもありがとうございました!