■Day2
旨いバイキングの朝飯を死ぬほど喰らい、腹をさすりながらチェック・アウト。
空は気持ち良く晴れており、イグニッションと同時にボクスターのトップを下ろしてスタートしました。
風は冷たくダウン・ジャケットを脱ぐことはできませんが、「今日(屋根を)開けなきゃいつ開けるのよ」ぐらいの爽やかさです。
R13を西に走って山形県に入り、南陽市郊外の
熊野大社へ参詣します。
熊野の大社と言えばやっぱり和歌山県の熊野三山だろ・・・とタカを括っていたら、茅葺きの重厚な拝殿の素晴らしさにビックリ仰天。
凛とした境内の空気が実に心地よく、これはとてもいい神社だと思わされました。
ちなみに本殿裏の外壁には三羽の兎が隠し彫りされており、すべて見つけると願いが叶うとの由。
50歳のオッサンも観光客の方々に混じって探してみましたが、結局のところ二羽しか見つけることができませんでした。
残りの一羽は・・・そう、私たちの心の中に棲んでいるのです(逃)。
K5→R348→K17→K143と、みちのくのカントリー&ワインディング・ロードを行くボクスター。
徒に飛ばすこともなく、爽快なマイペース・ドライビングが続きます。
R287を快調に北上、更にR347を北に走って大石田の町をショート・カットすると、沿道に「
最上川千本だんご」の看板が建っています。
腹も減っていたのでどんなもんかと立ち寄って、ずんだやクルミなどの餡がタップリかけられた串団子を購入。
「明日には固くなる」と言われる柔らかな団子を、おいしくいただきました。
ローカル県道を走り継いで、鮭川村へ。
この村は
5年ほど前にツーリングの途中に昼飯を喰うために立ち寄ったことがありますが、本当に静かな山村だった印象があります。
が、樹齢千余年と言われる杉の大木がその形から「
トトロの木」と呼ばれるようになり、観光客が訪れるようになったのだそうです。
実際に行ってみると、案内看板や駐車場、売店、木道やベンチなどが整備されており、村の意気込みが強く感じられました(笑)。
またもや降り出した雨にソフト・トップを閉じ、R47で日本海に面した湯野浜温泉に到着。
「
亀や」は実に立派な老舗の温泉旅館、ホスピタリティもバツグンで、私なんぞが泊まってもいいのか?と思ってしまいます。
露天風呂にノンビリと浸かってからの晩飯は、品数豊富でどれも実に旨い!
・・・のですが、苦手なウニだけは残してしまいました。
いや、申し訳ありません(汗)。