ニッサン・GT-RニスモGT3でGT300クラスに参戦している「RUN UP SPORTS」のオーナー・ドライバーさんは、Shimaさんの従兄の方。
そんなわけで、M郎さんやsuite-spiralさんと4人でパドックにお邪魔させていただけることとなった次第です。
一昨年の秋に伺ったツインリンクもてぎでは公式予選でしたが、今回はテストということで、サーキットは全体的に和やかな雰囲気。
いわゆるレース・クイーンも見当たらず、純粋に関係者とクルマ好きのみが集まる、実にイイ感じのイベントだと思います。
天気は曇り、前日に降った雪の名残りで真冬のような寒さ。
R413/道志みちを走ってくるsuite-spiralさんは吹雪(!)でUターンを余儀なくされたとのことですが、中央道へと迂回して無事に到着しています。
やがて一台、また一台とエンジンに火が入り、富士スピードウェイは魂を揺さぶるような轟音に包まれました。
個人的には少々縁遠かったモータースポーツですが、SUPER GTはずいぶん身近に感じられるようになっています。
Shimaさん繋がりのRUN UP SPORTSはもちろんのこと、ボクスターを買ったディーラーのエクセレンス・インターナショナルや、以前乗っていたBMW ALPINA B3のチューニング&メンテナンスでお世話になっていたStudieも参戦しているためです。
ポルシェ・911GT3Rを走らせる「Excellence Porsche Team KTR」のピットでボクスターの担当営業さんとお話ししたり、「BMW Team Studie」ではBMW・M6 GT3を前にして鈴木代表から「タイヤを買ったことが無いwataさ~ん、早くBMWに戻ってきてくださいよ~」とイジられたり(汗)。
他にも仕事関係のスポンサード・チームもあったりして、応援のし甲斐がありまくりです。
それにしても、間近で見るGTマシン群はどれも迫力満点で、超カッコいい。
素晴らしいモータースポーツ・イベントを大いに堪能させていただき、その余韻を胸にサーキットを後にしました。
静岡県在住・M郎さんの案内で、御殿場市内の「駿河流手打ちそば 金太郎」で昼飯です。
ヌルリとした独特の食感の冷たい手打ち蕎麦を、柔らかな鴨肉と具だくさんのつけ汁でおいしくいただきました。
晴れ間も見えてきた新東名高速道路を西へと向かうのですが、トンネル内ではsuite-spiralさんが乗ってきた997型ポルシェ・911カレラGTSの爆音が轟くのなんの(汗)。
400psを超えるこのクルマは997型の後期に追加設定されたものの、日本国内ではPDK(オートマチック)仕様車だけしか販売されなかったとの由。
ところがsuite-spiralさんは並行輸入された6速マニュアル・トランスミッション・モデルを見つけ、我慢できずに買ってしまったのだそうです。
今回も「買い替え」ではなく「買い増し」だと言いますから、ボクスター・スパイダーやRUFなど、マニアックなポルシェを5台も所有してるってことですよね・・・。
いくらなんでも、買い過ぎだと思います(汗)。
新静岡ICでアウト、宿に向かうべく安倍川に沿ってK29を北上します。
山が迫るに連れて交通量も激減、気持ちの良いリバーサイド・ロードをALPINAロードスター、911カレラGTS、BMW M235iクーペ、ボクスターの順で快調に走っていきました。
県道の終着、山梨県境の山麓ドン詰まりに開かれた梅ヶ島温泉。
Shimaさんが手配してくれた「旅館いちかわ」は、2013年まで3年連続で年末に泊まりにきていた温泉宿です。
部屋に通され荷を解き、温め適温の露天風呂でリラックスしたら晩飯です。
メインは冬の味覚・ぼたん鍋ですが、その他の料理も一品一品本当に旨く、必然的にオッサンたちは腹が苦しくなるほどの喰い過ぎ状態へと陥るのです。
食後は部屋でゴロゴロとだらけまくりつつクルマ談義に花を咲かせ、24時頃に就寝となりました。
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翌朝は、晴天!
朝風呂で目を醒まし、ニッポンの朝飯をたらふく喰ってスタートしました。
しかしながら先頭を行くM郎さんのペースについていくのは容易ではないため、途中からM235iクーペのチェイスはsuite-spiralさんにお任せすることとし、私は朝露が乾いたボクスターのトップを下ろしてのんびりオープン・ドライブと洒落こみます(笑)。
K27との分岐手前で小休止、羨ましいことにこれから紀伊半島へのツーリングに出ると言うM郎さんとはここでお別れです。
旅の無事を祈りながら大きく手を振って安倍川を渡り、3台はK189で深い山の中へと分け入っていきました。
最後の集落を過ぎると県道は1,000m超の峠へと向かう急勾配の山坂道となり、九十九折でインリフトを喰らいながらも爽快なヒルクライムを楽しめます。
この道は初めて走るのですが、交通量が僅少なだけでなく、1.5車線ながら路面が比較的キレイで走りやすいんですねぇ。
富士見峠でひとやすみしてから井川湖方面へのダウンヒルもめちゃくちゃ楽しくて、FR/MR/RRの3台のスポーツカーは気持ち良さ全開で駆け下っていきました。
落石に注意を払いながら断崖の狭隘路を接岨峡温泉まで抜ければ、そこから先は2車線のK388。
咲き始めた桜を数えながらK77へと走り続け、千頭の先でR362へと合流しました。
観光バスの後塵を拝しながら金谷まで下り、R1/藤枝バイパスを経由して焼津ICから東名高速道路に乗ります。
まだ昼過ぎですが、今日は午後の早い時間から上り線の大渋滞が予想されているため、その前に帰ってやろうとの魂胆です。
ガラガラのハイウェイは安全かつマイペースで走り続けることができ、911カレラGTSを追いALPINAロードスターに追われながら、ヅラが飛んでいくんじゃないかレベルのオープン・エア・クルージングを楽しみまくることができました。
その甲斐あって、大和トンネルから始まる東名のアホ渋滞に巻き込まれることもなく帰着。
楽しかった二日間を反芻しながら、コイン洗車場でボクスターをせっせと洗うのでした。
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いやー、今回も楽しかった!
仲間と走るクルマ漬けの週末は終始笑いが絶えることは無く、エキサイティングなSUPER GT公式テストの観覧も相まって、本当に素晴らしい二日間となりました。
企画&手配してくれたShimaさん、同道いただいたM郎さん&suite-spiralさん、どうもありがとうございました。
季節も良くなってきましたから、また一緒に走りましょうね!