常磐自動車道を土浦北ICでアウト。
ソフト・トップを開け放ったボクスターで、広域農道/フルーツラインを北に向かいます。
麓から見上げる筑波山は植生によるものなのか、全山紅葉!って感じにはなりません。
それでも里山の風景を従えて常緑樹と落葉樹とのコントラストを見せる山肌は、晩秋から初冬への情緒がタップリです。
そんな優しい景色の中、風を切ってマイペースでボクスターを走らせる。
実にいい気分です。
K42で道祖神峠を越え、笠間からは引き続き広域農道/ビーフラインをトレース。
今回初めて立ち寄った笠間湖では、最後の紅葉が青空に映えていました。
最盛期には更に美しい景色なのでしょう、来シーズンはもう少し早めに訪れたいと思います。
快走を続けるボクスターは那珂川を渡り、なおも北東へと走ります。
広域農道/グリーンふるさとラインをR461まで走りきり、これまた極上の広域農道/萩ロードを独走。
誰もいない極上のカントリー&ワインディング・ロードをひた走りながら、今回もまた、つくづく思いました。
・・・こんなに走って、いいのか?(汗)
茨城県最北部まで広域農道を走りきったところで、ちょうど昼時となりました。
今日は蕎麦を喰うつもりでドライブに出たのに、旨い蕎麦屋のメッカである常陸太田エリアはとっくに通りすぎてしまっています(涙)。
かと言って街に出るのもつまらないので、記憶にはあるが場所も店名も不明な山奥の蕎麦屋を目指し、走り続けることに決定。
紅葉が終了した紅葉の名所・花園渓谷は訪れる人もなく、交通量ゼロのK27を独り静かに走ってゆきました。
福島県に突入、山間国道のR349をフォローしているうちに、見覚えのある蕎麦屋の看板を発見。
国道を離れ、ホントにこの先に蕎麦屋なんかあるのかよ的な無人の山間路を走り続けて、ようやく「
滝川の里」に到着しました。
ここは2年ほど前、大学の同窓会旅行でたまたま訪れた店。
その時は紅葉真っ盛り、ハイカーの皆さんで大いに賑わっていましたが、そんな喧騒も過ぎ去った今はとても静かでいい雰囲気です。
常陸太田でけんちん蕎麦を喰い損なったものの、別注のけんちん汁と手打ちの十割蕎麦とのコンビネーションは抜群!
敢えて外のテーブルに陣取り、柔らかな初冬の陽を背に受けながら喰うっつーのが、これまたイイんですよねぇ。
素晴らしい充足感に満たされながら山道を下り、R349→K36と走って日立中央ICから常磐道へ。
渋滞が始まる前のハイウェイを、のんびりと走って帰ってきました。
本日の走行距離は、428km。
走行時間は6時間03分、平均速度は72km/h。
平均燃費は9.2km/lでした。
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もう何度も走っている茨城縦断広域農道ルートですが、今回もまた存分に楽しむことができました。
エンジンをブン回しタイヤ削ってギンギンに・・・ではなく、お気に入りのコーナー手前でシフト・ダウンをかます程度にとどめ、快速ロング・クルージングを嗜むような走り方がイイんです。
厳冬期、グリーンふるさとライン以北は雪や氷に閉ざされてしまいますが、そんな路面状況を探りつつ、迂回路を探すのもまた楽しいんですよねぇ(笑)。
皆さんも是非一度、走ってみて下さい!