私のボクスターには、OEタイヤとして19インチのグッドイヤー・イーグルF1・アシンメトリック2が装着されていました。
納車から半年、17,000kmを後にしたイーグルF1は、いよいよスリップ・サインが露出し始めています。
このタイヤのUTQGトレッドウェア・スコアは、240。
17,000kmでまだ溝を残していますので、耐磨耗性能は十分だと思います。
ボクスターはミドシップ・リアドライブ車なので、タイヤはリアから先に減っていくのだろうと思っていたのですが、実際は前後均等にキレイに磨耗していました。
タイヤの減り方は走らせ方に大きく左右されますので、これはやはり、急加速/急減速/急旋回などをせずにのんびりと走らせてきたことの証左だと思われます(頷)。
ちなみにこのタイヤのロード・インデックスは、前92/後98のスタンダード・ロード。
更に指定空気圧はそれぞれ2.0バール/2.1バールと、これまで乗っていたどのクルマよりもグッと低い値です。
やはり車重が軽いため、少ない空気圧で必要な負荷能力に達することができるのでしょうね。
内部構造を強化したエクストラ・ロード規格のタイヤを使わずに済んでいることも含めて、このあたりにもボクスターの乗り味の良さを決める因子がありそうです。
ポルシェが指定する981型ボクスターの19インチ・タイヤ・サイズは、フロントが235/40、リアが265/40。
変なサイズなので何となくイヤな予感はしていましたけど、この前後サイズを国内で揃えられるサマー・タイヤは、私が調べた範囲では以下の銘柄しかありませんでした。
◇グッドイヤー・イーグルF1・アシンメトリック2
◇ピレリ・P ZERO
◇ミシュラン・パイロット・スーパースポーツ
たった3種類とは選択肢が少ないにも程がありますが(涙)、イーグルF1とパイロット・スーパースポーツは何故かめちゃくちゃ値段が高いため、最もリーズナブルなP ZEROを履くことに決定。
UTQGトレッドウェアは220と、イーグルF1の240やパイロット・スーパースポーツの300(!)より低いものの、まぁ私のような大人しい走り方であれば15,000~16,000kmぐらいはイケるでしょう。
オークション・サイトを経由してネット・ストアに発注、在庫僅少に難儀させられましたが、一週間ほどで無事に発送してもらうことができました。
同店への依頼はこれで6回目となりますが、今回もまたタイヤをストアから直送し、予約の上で作業をしてもらいました。
なお、初めて見るボクスターのホイール内側には、バルブの部分にTPMS(タイヤ空気圧モニタリング・システム)のセンサーが装着されています。
来るべき電池切れ、すなわちセンサー交換の日に備えてチェックしてみたところ、当該パーツ・ナンバーは「7PP907275G」であることが判明。
フォルクスワーゲン・グループの共用品なのでしょう、「VW AG」の文字も見えますし、国別に設定されていると言われる周波数が315MHzであることもわかりました。
センサーの交換時には、これらのことを手がかりにいろいろと調べてみようと思っています。
というわけで、私のボクスターはピレリ・P ZEROを履きました。
基準たるイーグルF1と較べてどうなのかも気になりますし、早いところランニング・インを済ませてマイペースで走りたいもんですね。
いや~、楽しみです!