今回はシーズン・インとなった群馬県/赤城山を走り、栃木県へと抜ける道中で桜を捜そうとの魂胆です。
桜の名所と呼ばれるような場所でなくても、里山のあちこちでその姿を見られるはずです。
そんなことを考えていた矢先に、静岡県在住のM郎さんから「週末にどこか走りにいきませんか」とのメールが来着。
うーむ、正に「蛇の道は蛇」ですなぁ(笑)。
ということで、Shimaさんも含め3人で走ることに決定。
ALPINAロードスターとボクスターの2台は幌を下ろし、BMW M235iクーペと共に関越自動車道/嵐山PAを出発しました。
赤城ICでアウト、素晴らしい快晴の空の下で赤城西麓広域農道を北上していきます。
群馬県の道は冬場に大量の砂を撒くのですが、この道もやはり例外ではなく、油断していると滑り止めの砂で滑ります(汗)。
それでも雪の山々を遠くに眺めながらのドライブは快適で、ほどほどのペースで気持ち良く走りました。
赤城山北面を駆け上がる大好きなK251にも砂は残っているため、ストレートはともかくコーナーでは引き続き注意が必要。
2速でのコーナリング中に不用意にアクセルを開けると、スリップ・サインの出始めたリア265サイズのグッドイヤー・イーグルF1・アシンメトリック2がズルリと滑り、PSM(ポルシェ・スタビリティ・マネジメントシステム)に何度も助けてもらうハメになります(汗)。
とは言え、誰もいない赤城のヒルクライムは最高で、3台はカーン!と一気に山頂へと登りつめました。
M郎さんのM235iクーペは新車購入後2-3週間で慣らしを完了しており、もはやエンジン全開でイケるとのことです。
ちなみに、ひとっ走りして道端で寛ぐオッサン3名の様子は、群馬県県土整備部の
ライブカメラに捉えられていました。
まったく、油断も隙もありゃしません(笑)。
砂に気をつけながらK251を下り、K62で時計周りに山麓のワインディングを走ります。
標高が下がるに従って沿道には桜が咲くようになり、R122の周辺はほぼ満開。
ひとやすみに立ち寄った
わたらせ渓谷鐡道/水沼駅周辺の桜も、ちょうど見頃となっていました。
気温もグングン上昇し、パーカ1枚で十分な暖かさ。
いや~、とてもいい感じですねぇ。
北上するR122は相変わらず交通量が多く、退屈な移動が続きます。
そこで先頭を行くShimaさんとトランシーバで相談し、K343で草木湖の対岸へとエスケープすることにしました。
湖畔の1.5車線路はアップ・ダウンも含んだ絶好のワインディングで、エキサイティングなドライブが続きます。
先陣を切ってコーナーに飛び込んでゆくALPINAロードスターと、低いエキゾースト・ノートを轟かせて加速するM235iに遅れまじと、ボクスターをスポーツ・プラス・モードにセット。
完璧なブリッピング・コントロールとハードなシャシー・セッティングにサポートしてもらいながら、2台のテールを追いかけて走りました。
んもー、楽しすぎます(笑)。
R122に復帰、栃木県境を越えてK15で粕尾峠へと上ってゆきます。
このタイトな屈曲路にも大量の砂が残っており、かつアスファルトもかなり荒れていたため、砂埃を巻き上げながら前を行くALPINAロードスターに続いてペースを抑えて走りました。
峠を越えて砂が少なくなった山道を下り、森を抜ければそこから先は2車線メインの快走路。
風と光が本当に気持ちよく、オープン・エア・クルージングを存分に楽しむことができました。
昼飯は、K37から少し奥に入ったところにある「
宮入そば」。
地元の方々と思われる家族連れで賑わう座敷に上がり込み、鹿沼周辺で定番のニラ入りざるそばをいただきます。
シャキシャキのニラが載った冷たい蕎麦は盛りも良く、併せて頼んだ野菜天ぷらと一緒に喰えば腹一杯!
味にも量にも十分満足し、客待ちの始まった店を後にしました。
天気もいいのでもう少しフラフラと走ってみれば、小さな川に沿ってあちこちに桜が咲いているのが目につきます。
そのうちの一ヶ所に立ち寄ってみると、そこには10本ほどの桜が大きく枝を伸ばしていました。
うららかな日曜の午後、都心であれば大勢の花見客で賑わうであろう桜樹群にも、殆ど人の姿はありません。
その直下までクルマを乗り入れることができるため、オッサン3人はイグニッションを切ってその景色を楽しみました。
はらはらと散り始めた花びらがボクスターの室内に舞い込んできますが、そんなもんはお構いなしです(笑)。
春を十分に満喫した一行は佐野田沼ICから北関東自動車道に乗り、渋滞が始まる前にそれぞれの家路に就きました。
本日の走行距離は、436km。
走行時間は6時間46分、平均速度は66km/h。
平均燃費は10.6km/lでした。
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M郎さん、Shimaさん、どうもおつかれさまでした。
もともとは独りで行くつもりでしたが、一緒に走ることができて楽しさ倍増となりました。
いつものような走りに加え、季節を感じるドライブは本当に気持ちいいですよね。
誰もいない場所で満開の桜の下にクルマを駐め、心ゆくまでのんびりする。
個人的に理想としている花見の姿が実現し、大いに満足です(笑)。