夜明けの常磐自動車道を
土浦北ICで下り、広域農道と県道とで構成される
フルーツラインを北上します。
空気は冷たいものの、路面はドライ・コンディション。
トップを下ろしたボクスターを、5速メインで快調に走らせました。
道祖神峠を越えるワインディング・セクションも問題なくクリアし、笠間からは
ビーフラインにスイッチ。
相変わらず交通量は皆無に等しく、快晴の空の下でマイペースのオープン・エア・クルージングが続きます。
いや~、本当に気持ちいい!
森の中を走る
K60や、続く広域農道/
グリーンふるさとラインでは、路肩に雪の塊が見られるようになるものの、いずれもドライブに支障はありません。
積雪や凍結の心配をしていたのがアホらしいなぁ・・・と苦笑いしつつ、R461から広域農道/
萩ロードに入りました。
が、わずか数百m進んだところで完全な凍結路面に遭遇(汗)。
クルマを降りてチェックしてみましたが、これはもう春になるまで融けないレベルだろうと思われました。
それでもわずかに露出したアスファルトを選んで進んでみたものの、凍結路面は途切れる気配がありません。
ことここに至り、涙を呑んでの撤収です(涙)。
仕方なくR461に戻って西に走り、ひとやすみに立ち寄った
花貫物産センターでトイレから出てみると、軽トラに乗ってやってきたと思しきおじさん二人が駐めてあるボクスターを眺めていました。
wata「おはようございます!」
おじさんA「おはようございます。このクルマ、夏タイヤ?」
w「はい、そうです。この先(R461)は大丈夫ですかねぇ」
おじさんB「あぁ、大丈夫大丈夫。雪が降ったのはもう何日も前のことだ」
A「いや、危ねぇって。高萩の方は平気だけんど、ホラ、折橋へ下りていく手前の峠、あそこ凍ってるべ」
B「凍ってっかもしんねぇけど、晴れてっからだいぶん融けてるべ。ゆっくり行きゃぁ平気だわ」
A「晴れてるっつったって、峠のあたりは日蔭だんべよ。夏タイヤじゃ厳しいで」
B「大丈夫だって。バスだって走ってんだから」
w「いや、あの・・・(汗)」
お互いに一歩も引かないおじさん二人に無理矢理お礼を申し述べ、リスタート。
結局はこの先がどうなっているかわからずじまいだったこともあり、R461を引き返して山を下ることにしました。
特にアテもなく
K10を北上し、県境を越えて福島県入り。
海からの風は強いものの、陽光に輝く太平洋を眺めながら走る
小名浜の海沿いルートは予想以上に暖かく、シート・ヒーターも手袋も不要です。
津波対策と思われる防潮堤工事が延々と続く
K382をひた走り、四ツ倉の街に出たところでちょうどお昼となりました。
空腹を抱えてフラフラしていると、入店難易度の極めて高そうな食堂を発見。
怪しさ満点のバラック造りですが、ソースカツ丼をリコメンドする手書きの看板が妙に魅力的だったこともあり、思わずその木戸を開けてしまいました(笑)。
「
松喜食堂 屋台店」は、壁も屋根も強風にガタガタと震え、電線用の巨大な糸巻みたいなヤツをテーブルにしているなど、文字通り屋台感炸裂です。
ところがセットで頼んだソースカツ丼もラーメンも、シンプルながら抜群の旨さ。
ボリュームも満点で、出てきたときは「これじゃ喰い過ぎだなぁ」と思ったものの、結局は米の一粒もスープの一滴も残さずに、あっという間に完食となりました。
私が喰っている最中にも、地元の方と思われるお客さんが次から次へとやって来ましたが、なるほどこの味ならそれも納得です。
いつかまた喰いに来ようと心に決めつつ店を出て、R6バイパス経由で
いわき勿来ICから常磐道にアクセス。
屋根を開けたままのボクスターをカッ飛ばし、自宅へと帰りました。
北茨城の山間部は、走るにはまだ少し早かったようです。
ホント、春が待ち遠しいですね!
本日の走行距離は、475km。
走行時間は7時間17分、平均速度は67km/h。
平均燃費は10.6km/lでした。