飛び石キズはある種「勲章」的なモノですし、走行に影響が出るワケではないので、気にしなければいいんです。
が、前車のBMW ALPINA B3では気にせざるを得ないほどの飛び石を喰らっており、
タッチアップ・ペイントで補修したり、
スプレー塗装してみたり、業者さんに依頼して
保険で修理してもらったりしていました。
いずれも手間もカネもかかりますし、2013年の秋からは飛び石事故でも自動車保険の等級がダウンすることになりましたので、何とかしたいところです。
そこで、ボクスターに
ペイント・プロテクション・フィルム(PPF)を施工してもらうことにしました。
透明なフィルムをボディに貼って飛び石などから塗装面を守るというシステムで、費用はかかりますが効果は高そうです。
とは言え、どんなもんかわからないので、PPFの施工実績が豊富な横浜市の「
クレフ モータースポーツ」にお邪魔して話を聞きました。
まずはPPF施工済の車輌を見せてもらいましたが、パッと見ただけではフィルムが貼ってあることはわかりません。
素材的には弾力があって柔らかい感じで、復元力がありそうです。
担当者の方によれば、フィルムの保護性能や透明度は、保管方法などにもよるが数年間はもつとのこと。
ま、実際は数年後にならないとわかりませんが(笑)、なかなか良さそうだったので施工を発注しました。
スケジュールを調整し、ボクスターを実際に入庫させたのは2週間後。
今回PPFを施工してもらうのは、以下の部位としています。
◇ボンネット
◇フロント・フェンダー前半分
◇ヘッド・ライト
◇フロント・バンパー&スポイラー
◇ポジション・ライト
◇サイド・エアインテーク・エッジ
◇ドア・エッジ(サービス!)
なお、PPFのコストは貼る面積に概ね比例しているようです。
望めばサイド・ミラーやAピラー、果てはボディ全体にまで貼ることができますが、とんでもない費用になりますのでご注意ください(汗)。
施工は最低でも1泊、週末で混雑しているときはそれ以上の日数がかかるとのこと。
今回は金曜日の夜に入庫し、月曜日の朝にボクスターを引き取りました。
フィルムが貼られた箇所は、正に言われなければわからないレベルです。
コスト優先で前半分のみの施工としたフロント・フェンダー部だけはフィルムの切れ目が目視できますが、それとて2-3mも離れれば、殆ど見えなくなります。
訊けば、車種毎の採寸データを元にフィルムをカットしているとのことで、複雑な造形のバンパー下部もキレイに貼られていました。
うーむ、よくできてますねぇ。
引き取ったその足で首都高に乗り、6日間/2,200kmの
東北グランド・ツーリングへ出発。
雨に打たれ、洗車をし、雪も積もりましたが(涙)、PPFはビクともせずボクスターのボディに貼りついたままでした。
以降、数千kmを走らせてからチェックしてみると、やはり飛び石がヒットした痕が何ヶ所か見受けられます。
しかしいずれもダメージはフィルム表面にとどまっており、塗装面にまで達しているものはありませんでした。
なお、施工後2ヶ月ほど経ってから、左ヘッド・ライトに貼られたPPFのフチが5mmほど浮いているのを発見。
その旨をクレフに報告、ボクスターを持ち込んだところ、キレイに貼り直してくれました。
と言うことで、性能もアフター・サービスも文句なしのPPF。
施工から3ヶ月半/10,000kmほど走らせていますが、今のところはダメージを効果的に防いでくれているようで、大変満足しています。
この状態が何年も続いてくれることを期待しつつ、飛び石など気にせずにボクスターを走らせていく所存です。