まずはオープン・カーならではの装備、ウィンド・ディフレクター。
シートの背後に立てる「風よけ」なのですが、これがオプションなんですねぇ。
ちなみに私のボクスターは2015年モデル、2.7Lエンジンの「ボクスター」ですが、3.4Lエンジンの「ボクスターS」「ボクスターGTS」には標準装備となっているようです。
これは着脱式で、一般道レベルの速度ならば外した状態でもまずまず不快感なく走れるものの、高速道路で屋根を開けて走るのであれば、ウィンド・ディフレクターを立てないと風の巻き込みで酷いことになってしまいます。
このウィンド・ディフレクターは、樹脂製のフレームに張られた半透明の黒いメッシュ素材でできています。
ネット上で諸先輩方のお話を拝見していると、これが後方視界を著しく妨げるとのことで、透明アクリル製のアフター・マーケット製品に交換している方も多くいらっしゃるようでした。
で、私も換えなきゃならないのかな~(=またカネがかかるな~(涙))なんて納車前から思っていたのですが、実際に装着してみると、それほど見えないって感じでもないんですよねぇ。
ポルシェセンター(ディーラー)の営業担当の方にそんな話をしてみたところ、2015年モデルからウィンド・ディフレクターのメッシュ素材が変更となり、それまでよりも見やすいように改良されたのだそうです。
ちなみにこのウィンド・ディフレクターは、49,000円もしました・・・。
前述の通り、後方視界は思ったほど悪くはないため、20,000円前後で売られているアフター・マーケット製品は今のところ買わずに済んでいます。
それともうひとつ、オープン・エア・ドライビングに必須と思ってオーダーしたのが、シート・ヒーター。
これまた76,000円と結構なお値段なのですが、これまで乗っていた「屋根付き」のクルマでも冬期には大変お世話になっていましたので、今回も迷わず発注です。
運転席/助手席ともにスイッチで3段階の温度設定ができ、ヒーターと組み合わせれば真冬のオープン・ドライブも快適・・・いや、根性無しの私は、シート・ヒーターがなければ冬に屋根を開けることはできないでしょう(汗)。
なお、冷暖房関係の更なるオプションとして、オート・エアコン(139,000円)やシート・ベンチレーション(169,000円)、ステアリング・ホイール・ヒーター(49,000円)などもあります。
いずれもあれば便利で快適なのでしょうけれど、私にとっては必須とは思えず、値段も高いので全力で見送りました(笑)。
ボクスター2.7のヘッドライトは、ハロゲン式が標準。
オプションを検討していて一番ビックリしたのが、このことだったかもしれません(笑)。
能力においてはキセノン式が優位であることは明らかなので迷わずオーダーしようと思ったのですが、キセノン・ヘッドライトは単体ではオプション設定されておらず、ダイナミック・コーナリングライト(ヘッドライト・ウォッシャーを含む)とのセット販売となっています。
そのお値段、283,000円・・・。
ボクスターSにはキセノンが標準装備されており、ダイナミック・コーナリングライトは128,000円のオプションですから、キセノン単体は155,000円ほどになるのでしょうか。
もちろんそんな計算をしてみても始まらないので、キセノンだけでいいのになぁとブツブツ言いながら、仕方なく大枚はたいてオーダーすることにしたのです。
しかしこれが、予想を大きく超える高性能。
まるでサーチライトの如く、闇夜のワインディングでもコーナーの先を的確に照らしてくれるため、安全性の向上に大きく寄与するオプションだとつくづく思いました。
確かに高価ではありますが、ダイナミック・コーナリングライトはもはや必須の装備だと思っています(←要らないって言ってたろ)。
直前に乗っていた2001年式の
BMW ALPINA B3には装備されていたものの、ボクスターでは発注を見送った機能系オプションもいくつかあります。
前述のオート・エアコンを初め、ティンテッド・フロント・ウィンドウ(21,000円)、自動防眩ミラー+オート・ワイパー(89,000円)、電動格納式ドア・ミラー(55,000円)、車速感応式パワー・ステアリング(48,000円)などなど・・・。
端的に言ってしまえば、B3と較べてこれだけの箇所がスペック・ダウンしているワケですが、それにしてもミラーの電動格納機能までがオプションとは仰天です。
が、以前のモデルではオプション設定すら無かったとのことですから、逆に言えば無くてもいい機能なのでしょう(笑)。
私も特段の必要性を感じなかったのでオプション・リストから外しましたが、今のところ何の不便もありません。
なに、必要なら手でたためばいいんですよ(←負け惜しみか?)。