もてぎは10年以上前にドライバーズ・トレーニングでやってきたことはありますが、レース当日のパドックを歩くのはこれが初めて。
今日はShimaさんの従兄の方がドライバーを務めている、OKINAWA MSA・RUN UP GT-Rの応援です。
プロトタイプ・レーシング・カーのようなGT500に比べれば市販車に比較的近いGT300クラスとは言え、目の前で見るその速さと音は異次元レベル。
いや~、すんごい迫力ですねぇ。
ピット内のGT-R GT3も当然ながらその構造やパーツはどれもこれもがレーシング・スペシャルで、クルマ好きとしてはもう見ているだけで幸せです。
フリー走行からピット・ウォーク、公式予選まで、サーキット・デイを存分に楽しむことができました。
Shimaさん、貴重な体験をさせていただき、どうもありがとうございました!
もてぎを後にした3台は、カーナビの指示を全力で無視してマイナーなカントリー・ロードを北上していくのですが、これが予想以上の快走ルート。
まずはK27でタイトな峠を越え、那珂川に沿って那須烏山まで出ます。
そこからK25→K114→K48→広域農道/ライスラインと結び、田園エリアをマイペースで駆け抜けていきました。
那須塩原の街で給油を済ませ、K53→K30で那須連山の麓に入ると、雨がポツポツと落ちてきます。
ALPINAロードスターとボクスターは屋根を閉じ、K369→K266と走って本日の宿、板室温泉「源泉ほたるの湯」に到着しました。
露天風呂から部屋に戻ってみると、郡山からALPINA B3Sでやってきたリョウスケさんが、コタツでビールを飲んでいます(笑)。
地産地消な夕餉に舌鼓を打ち、いつものように大笑いのクルマ談義に花を咲かせつつ、中年の夜は更けてゆくのでした。
翌朝は8時に朝飯を喰い、9時にチェック・アウト。
天気もまずまずなので、走り好きのオッサンたちがこのまままっすぐ帰るとは思えません(笑)。
とりあえずK30を南に走り、R400で塩原温泉方面へ。
メジャーな温泉地の紅葉シーズンとあって、混雑する国道を我慢の移動が続きますが、それも止むを得ません。
その先に、走りたかった道があるからです。
K266は、塩原と那須を結ぶ有料のスカイラインとして計画されるも、未完のまま棄てられた山岳道路。
その塩原側は閉鎖ゲートまでのワインディングだけなら走れるということを、BMW M3とロータス・エリーゼに乗るEVA TiterさんのBlogで知り、一度来てみたいと思っていたのです。
そんなことは露ほども知らない3人/3台をパイロット役の特権で引率し(笑)、国道を離れて県道へ。
山肌に刻まれた屈曲路はほぼ完全な2車線のアスファルト、景色も拓けており、スポーツ・プラス・モードで実に気持ちよく駆け上がることができました。
「行き止まりの道」は意外に「楽しく走れる道」が多いのですが、この道も本当に素晴らしい!
いつかまた走りに来ようと決めて、上がってきた道を駆け下っていきました。
引き続き私が先導役を仰せつかっているため、またもや勝手に皆さんをワインディング・ロードへと連れていきます。
前を行く観光車輌の信じ難いペースに後続から抗議の声が上がりそうな日塩もみじラインを料金所手前で投げ棄てて、4台は名も無き山道へ。
その先、K56で八方ヶ原を目指して走りました。
無数のブラック・マークが刻まれた2車線区間や荒れた1.5車線路など、変化に富んだ無数のコーナーが続きます。
背後の白いALPINAロードスターをどうやっても振り切れないまま(汗)、ひたすらステアリングを切り続けました。
しかし、普通なら「こんな山道に連れてきやがって」と文句のひとつでも言われそうなもんですが、パーキングでクルマから降りてくるお三方はとてもいい笑顔。
あまつさえ、M郎さんからは「wataさん、いい道知ってますねぇ」などとお褒めに与る始末です。
やはり皆さん、常人ではありませんな(頷)。
街に出て、昼飯処を探します。
昼時の「ともなりそば処 信生庵」は大賑わい、駐車場は満車状態で、店内もほぼいっぱいとなっていました。
しばらくして出された天盛り蕎麦の大盛りは、その人気を裏打ちするような味と量。
大満足で店を出たオッサン4名はここで解散とし、郡山方面へと向かうリョウスケさんと別れて東北道/矢板ICへと向かいました。
------
サーキット→温泉旅館→ワインディング。
クルマ仲間と過ごしたクルマ漬けの週末は、大変楽しい2日間となりました。
セッティングしてくれたShimaさん、そしてM郎さん&リョウスケさん、どうもありがとうございました。
また走りましょうね!