早朝、東関東自動車道を終着の潮来ICまで走り、幌を下ろして北浦の東岸に出ます。
霞ヶ浦と同じく北浦にも設えられている、ガード・レールのない1.5車線レベルの湖岸道路を走るのが大好きなんです。
雲に覆われていた空は徐々に青さを取戻し、真冬の寒さながら風はまったく吹いておらず、シート・ヒーターなどの防寒セッティングを施せば、文字通り頭寒足熱の超快適なオープン・ドライブ。
北浦大橋の袂[たもと]で休憩中、散歩中のおじさんに「オープン・カーじゃ寒いべ~」と心配されてしまいましたが、いやいや、これが気持ちいいんですよ(笑)。
しばらく走ってから湖をいったん離れて東に向かい、R51に出てたいよう温泉「海ひばり」へ。
公益財団法人が運営するスポーツ&宿泊施設「とっぷ・さんて大洋」に併設されているのですが、前々から一度、ここの温泉に入ってみたかったのです。
塩分の強い湯はコーヒーのように黒く、長湯に適した温度の露天風呂は太平洋に面しており、実にイイ感じです。
どっぷりと湯に浸かり、熱くなってきたら一旦上がって陽光を浴びつつクール・ダウン、再び入ってまた上がり、入って上がって入って上がって(以下繰り返す)
いや~、こりゃたまらん(笑)。
図らずも1時間近くの長風呂をしてしまい、すっかり腹ペコとなりました。
霞ヶ浦や北浦周辺には、旨い鰻を喰わせる店がいくつもあるようです。
と言っても、鰻は高くて年に1度ぐらいしか喰えません(涙)。
そんなわけでさんざん逡巡したのですが、せっかく来たのだからとR51を南に走り、水郷・潮来の「炭火焼 錦水」に到着しました。
ちょうど一席だけ空いていたカウンターに座り、勇気を振り絞って鰻重の特上を発注。
炭火で香ばしく焼かれた鰻は甘さ控えめのタレをタップリと纏っており、アツアツのご飯と共に頬張ると、柔らかな脂の旨味が口いっぱいに拡がって嗚呼ッ!(発射)
・・・正直、オッサンの独りドラ飯に3,500円もかけるのは如何なものかと思っていましたが、この味であれば納得です。
いや、昨今の鰻価格高騰を考えると、むしろリーズナブルと言っていいレベルでしょう。
とは言え、絶対額としてはやはり使いすぎにも程がありますので、以後、自重します(汗)。
食後は霞ヶ浦に出、朝と同じように湖岸道路を走ります。
北浦と比べて対岸が遠くなったぐらいで景色は殆ど変りませんけど、暖かな午後の陽射しに輝く広大な湖のキワをオープンでひたすら走らせるのは、繰り返しになりますが、本当にいい気分です。
ちょうど1年前にも同じように霞ヶ浦を走っていますから、よっぽど好きなんですね、私(笑)。
スポーツ・モードやPASMハーダー・サスペンションを一度も使わなかった、ドライブと言うよりはポタリングとでも呼ぶべき冬の一日。
「スピードは楽しさの重要な要素だが、すべてでは無い」ということを改めて得心しつつ、常磐自動車道/土浦北ICへと向かいました。
本日の走行距離は、313km。
走行時間は5時間28分、平均速度は59km/h。
平均燃費は、12.0km/lでした。