■Day1
ゴールデン・ウィークだからと言って渋滞に甘んじるのは、真っ平御免。
埼玉の自宅を出発して交通量の多い東北自動車道を北に走りますが、早朝に出たためか渋滞もなく、白河ICで高速を降りました。
ポツポツと降り出した雨に止むを得ずボクスターのソフト・トップを上げ、R289を西へと快調に走って名勝・
塔のへつりで小休止です。
気温は4月末とは思えないほど低く、念のために持ってきたダウン・ジャケットを羽織っての散策でしたが、誰もいない観光名所ってのは実に気持ちがいいもんですね。
R118を離れて山の中に入り、これまた久しぶりの
大内宿へ。
本降りの雨、しかも土産物屋などがまだ開いていない時間なのに駐車場は7割ほど埋まっており、人気の高さが窺えます。
高台から宿場町を見下ろしつつ、晴れた日にまた来ようと思うのでありました。
交通量僅少のワインディング・K131を北に走り、会津若松で
鶴ヶ城に立ち寄ります。
パーキングにボクスターを駐めて城内へ歩いてゆくと、天候は急速に回復し、聳える天守閣のバックに洗い立ての青空が拡がりました。
ここは初めて訪れたのですが、風情があってとても素晴らしいところなんですねぇ。
天守閣内の博物館を見学してから、大満足で城を後にしました。
昼時となり、猛烈に腹が減っています。
どこかで飯を喰おうと思ってスマートフォンでサーチ、カーナビに転送してソースカツ丼の「白孔雀食堂」へと向かいました。
ガッタガタの駐車場にボクスターを無理矢理駐車し、昔ながらの食堂と言った趣きの店内に着座させてもらいます。
甘辛いベタベタのソースにどっぷりと浸かった大きなカツはとても旨く、食べ応えも十二分。
気がつけば店は満員御礼、数人の列もできており、なるほど人気店であるのも大いに頷けます。
ソースカツ丼が会津の名物であることも今回初めて知りましたので、次回は他の店でも喰ってみたいと思いました。
腹もいっぱいになったところで、裏磐梯方面へと走ります。
再び降り始めた雨にボクスターの屋根は閉じたままですが、裏ルートとも言える磐梯山ゴールドライン、GWにも関わらず目論見通りクルマは殆ど走っておりません。
引き続き磐梯吾妻レークラインを快走、更には磐梯吾妻スカイラインへと向かったものの、気温はグングン下がって0℃となり、雨は雪に変わって強風に降りしきる始末。
おまけに浄土平から先が崩落のため通行止めとなっており、Uターンを余儀なくされた次第です(涙)。
しかし、何が幸いするかわかりません。
山を下っていくうちに天候はまたもや急変し、これから向かう福島市の街の上にかかる見事な虹を見ることができたのです。
虹を眼下に見るというのは初めての経験で、オッサンは少なからず感動してしまいました。
いや~、こんなことがあるんですねぇ。
今宵の宿、「
リッチモンドホテル福島駅前」にチェック・イン。
駅中の温泉施設「極楽湯」で汗を流してから、一度喰ってみたかった福島名物・円盤餃子を求めて歩きます。
福島駅東口の「
餃子 照井」は大混雑の満席状態で、しばらく並んでからの入店となりました。
一人前一皿22個、文字通り円盤状態で供される餃子は、私には普通の餃子と較べてどうにも味が薄く感じられます。
酢醤油+ラー油+一味唐辛子をタップリつけて完食はしましたが、行列ができる大人気の店であることを考えると、私の味覚がヘンなのかもしれませんね(涙)。