事故渋滞を避けて所沢ICから坂戸西スマートICまで一般道を走り、満車状態の嵐山PAに到着。
そこにはShimaさんのALPINAロードスター、zenさんのALPINA B10 3.2と並んで、エストリル・ブルーのBMW M235iクーペが駐まっていました。
話もそこそこに屋根を開けて出発し、花園ICでアウト。
街を出てK294で東秩父まで南下し、K11で定峰峠を目指します。
意外なことにお三方ともこの山坂道を走るのは初めてだと言うことで、不肖・私が先導し、Shimaさん・M郎さん・zenさんの順で山登り。
幸いバイクもクルマもチャリンコも走っておらず、スポーツ・シャシー+スポーツ・モードを選択し、2速メインでタイトなワインディングを楽しく走っていきました。
M郎さんのM235iはオートマ仕様ですが、慣らし中につきパドル・シフトはまだ使っておらず、エンジン回転数も3,000rpmプラスに抑えているとの由。
それでも十分に速いといいますから、できればこのままずっと3,000rpm縛りを解かないでいただきたいものです(汗)。
引き続き、ダウンヒル。
バック・ミラーのALPINAロードスターが気になりつつも屈曲路を楽しく下り切り、秩父の街を抜けて群馬県境の土坂峠へのアタックを開始しました。
以前よりも舗装が良くなったK71は相変わらずとても面白く、若干のインリフトを許しながらボクスターはぐんぐんと駆け上がっていきます。
峠のトンネルを抜けたところで小休止。
M235iのボディ・カラーは「エストリル・ブルー2」、私が以前乗っていたE36/M3Cの水色に近いエストリル・ブルーよりは濃い印象で、これまたとてもいい色だと思いました。
M郎さんは現車を見ずに発注したものの大正解とのこと、「青好き」な私としても嬉しい限りです(笑)。
しばらくしてリスタートしたものの、土坂峠の群馬県側は今年も砂だらけ。
積雪時の滑り止め用に撒いているものと思われますが、路面が見えないほどの大量の砂に、ABSが炸裂しまくります。
滑り止めの砂で滑る・・・そう、このアイロニーこそが、土坂の春を告げるのです(←そうか?)。
奥多野エリアに入り、R462を西へと快走するオッサン・カルテット。
しかしながらR299にも砂が撒かれているため油断は禁物、クルージング・レベルで流します。
途中、トランシーバでM郎さんにパイロット役をお願いしたところ、「フォォォン!」的な低い排気音と共に一瞬で前に出たM235iは、それなりのペースで走る一般の前走車3台を軽々とブッコ抜き、あっという間に見えなくなってしまいました。
私も以前に一度だけ試乗したことがあるのですが、M235iの中間加速力はハンパではありません。
エンジンだけでなく8速ATも素晴らしく良くできていますから、アクセルを踏みこむだけでどこからでも鬼のような加速が始まるのです。
いやもう、堪忍して下さい(伏)。
野菜天ぷらうどん(600円)はもう何度も何度も喰っているはずなのに、今回もまた、その圧倒的な物量感に仰天です(汗)。
相変わらず強烈に満腹となりますが、それはもちろん、旨さがあってのこと。
いつまでもこのうどんを喰わせてほしいなぁ・・・と、つくづく思いました。
膨れた腹をさすりながら、浜平温泉「しおじの湯」で風呂に浸かります。
冬期は露天風呂が閉鎖されるため内湯だけの入浴となりましたが、のんびりと寛ぐことができました。
腹がだいぶ落ち着いたところで、帰路に就きます。
砂だらけの土坂峠を避け、R299で志賀坂峠を越えることにしたのですが、これが大正解。
春を感じさせる暖かさの中、交通量ゼロ&ドライ・コンディションの素晴らしいワインディング・ロードを、白いALPINAロードスターに追撃されながら(汗)リズミカルに楽しく走ることができました。
志賀坂峠は何度か走っていますが、これほど楽しかったのは初めてだと思います。
山を降りた4台は県道を結んで街に戻り、花園ICから関越道へ。
嵐山PAに再集合し、解散となりました。
本日の走行距離は、363km。
走行時間は6時間40分、平均速度は56km/h。
平均燃費は10.3km/lでした。
---
Shimaさん、zenさん、M郎さん、どうもありがとうございました。
定峰/土坂/志賀坂の三つの峠を含め、とても楽しく走ることができました。
エストリル・ブルーのM235iクーペは、現行のBMW/ALPINA車の中で私が購入を検討した唯一のクルマです。
私以上にALPINA B3Sを走らせていたM郎さんがそのM235iに乗り替えたことは、他人事[ひとごと]ながら妙に感慨深いものがあります(笑)。
もちろんM郎さんのことですから、サッサと慣らしを終えて走らせまくることになるでしょう。
是非またご一緒させていただきたいのですが、その際はくれぐれも3,000・・・いや、2,000rpm縛りでお願いします(伏)。