東北自動車道に入る前から腹ペコだったので、
蓮田SAで昼飯を喰います。
最近のSA/PA飯はどこもなかなか凝っており、ここの横浜家系とんこつ醤油ラーメンも満足いく旨さでした。
平日午後の高速道路は順調、屋根を閉じたままのボクスターは6速で淡々と北上していきます。
天気は概ね晴れなのですが、時折雲が湧いてきて、強いにわか雨に見舞われることもありました。
ということで、ボクスターのワイパー・スイッチを初めてONにします。
ワイパー・システムは以前のクルマのように車速感応式でも雨量感応式でもありませんが、ま、要は自分で調整すればいいだけのことですね(笑)。
仙台南JCTから仙台南部道路に入り、仙台東部道路→
三陸自動車道と結びます。
トイレ休憩に寄った春日PAでスマートフォンとツーリングマップルを開き、明日のルートと宿を検討。
で、岩手県/八幡平山麓、松川温泉の「松川荘」を電話で予約しました。
明日は曇り先行の天気予報ですが、紅葉真っ盛りの八幡平をオープンで走り、鄙びた温泉の素晴らしい露天風呂に浸かるのが今から楽しみです。
しかし、この予約を心から後悔することになろうとは、このときの私は知る由も無かったのでした・・・(汗)。
成瀬奥松島ICで高速を下り、ETCゲートでの減速時にルーフをオープン。
夕刻の冷たい風がキャビンに流れ込み、気分が一気にシャキッ!とします。
国道沿いのガソリン・スタンドでハイオクを満タンとし、石巻の市街地を抜ける頃には、辺りはすっかり暗くなっていました。
目指す宿は牡鹿半島の先端にあり、そこまでは海岸線に沿った暗闇のワインディング・
K2をひた走ることになります。
私のボクスターには、「ダイナミックコーナリングライト」なるオプションが装着されています。
標準のヘッドライトは今どきビックリのハロゲンで、これをHIDに変えようとすると、このオプションがイヤでもセットされて価格が跳ね上がる仕組みとなっているのです(涙)。
さすがにハロゲンはあり得ないので止むを得ず装備したのですが、真っ暗な山道でダイナミックコーナリングライトは予想以上の威力を発揮しました。
ステアすると、内臓のモーターがその方向へとヘッドライトを動かしてコーナーの先を照らしてくれるのですが、その照らし具合がもう抜群で、あたかもサーチライトの如し。
私はこの機構が装備されているクルマをドライブするのは初めてで、こりゃすごい!と思わず感嘆の声を上げてしまいました(笑)。
フロント・ウィンドウの上、中天にはセクシーな細い月と数多の星が輝いています。
道は程よく曲がっており、ダイナミックコーナリングライトがボクスターの行く先を明るく示してくれます。
景色はまったく見えませんが、図らずも素晴らしいナイト・ドライビングとなりました。
予約していた旅館、「
ホテル ニューさか井」に到着。
部屋で荷を解き、まずは露天風呂に軽く浸かってから晩飯の会場へと向かいました。
平日でガラガラだろうと思っていたのですが、おじいちゃんおばあちゃんの団体が3組ほど入っており、隣の宴会場は阿鼻叫喚の爆音カラオケ大会開催中(汗)。
調子っぱずれの「矢切の渡し」を聞かされながら、新鮮な海の幸に舌鼓を打ったのでした。
本日の走行距離は、507km。
走行時間は6時間10分、平均速度は84km/h。
平均燃費は12.5km/lでした。
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クルマを走らせる数日間の旅を、個人的に「グランド・ツーリング(GT)」と呼んでいます。
今回はボクスターの慣らし完了もその目的のひとつとして、東北地方を走ってきました。
旅の宿でまとめていたその記録をこれから記事としてアップしていきますので、よろしければおつき合い下さい!