クルマ仲間と3人/3台で、奥多野エリアから榛名山を走ってきました。
空は快晴ながら冷たい北風に見舞われており、パーカー+MA-1+マフラーでも小刻みに震えるレベルです。
程なくBMW ALPINA B3 GT3のイクローさん、ポルシェ・981型ボクスタースパイダーのShimaさんがやってきたのですが、二人とも寒さに驚き、直ちに上着を羽織っていました(笑)。
ルート隊長を任されていた私は例によってほとんどルートを考えておらず、まずは奥多野方面へ行くとだけ決めてドライブをスタート。
交通量の増え始めた関越道を花園ICで降り、R140を西に向かいました。
波久礼[はぐれ]で荒川を対岸に渡り、K82から皆野の街を抜け、セブン-イレブンでコーヒー・ブレイク。
風はなく、日も昇り気温も上がって実にイイ感じになってきました。
広域農道のフルーツ街道を択ぶとトラフィックは完全にゼロとなり、スパイダー/B3 GT3/ボクスターのオーダーでハイ・アベレージのクルージングを堪能します。
そのままK71へとスイッチし、上武国境の土坂峠を越える至高の屈曲セクションに突入。
このルートは昨年8月の崩落によって長らく通行止めが続いており、昨秋には私もUターンを余儀なくされていたのですが、つい1ヶ月ほど前に開通したとのことで、本日走りに来たのです。
埼玉県側/群馬県側、ともにテクニカルなワインディングの続くこの峠越えは、やっぱ最高!
災害復旧に尽力いただいた関係者の皆さんに、厚く御礼を申し上げる次第です(伏)。
前走車を安全&確実にパスしながら3台は西に走り続け、「川の駅 上野」で休憩です。
新緑の山と清流とを望む観客席状のベンチに腰掛けて、シフォン・ケーキなど頬張りながら寛ぎまくるオッサン3名。
ポカポカと暖かく、川の流れる音に鳥の囀りが耳に心地よく、先ほどまでエンジン・サウンドやエグゾースト・ノートを炸裂させていたことが申し訳なく感じられます(涙)。
あまりの気持ち良さに、今日はもうドライブを終了し、ずっとここでグダグダしていてもいいんじゃないかとさえ思いました。
・・・ま、そんなワケありませんけどね(笑)。
時刻は10時前、次のターゲット・エリアを70kmほど北の榛名山に定めてリスタート。
改良工事を終えた2車線のK45で下仁田まで走り、交通量のあるK51で松井田までのリエゾンを消化します。
その先、K33に入るとクルマは我々の3台だけとなり、川沿いの快走区間を経て山の中のワインディングへと攻め込みます。
対向車に十分注意しつつ、ギア・ダウン&アクセル・オンで地蔵峠を楽しく越えていきました。
倉渕を抜けて県道を外れ、次のスペシャル・ステージである広域農道の入口で小休止です。
ストレートやルーズなコーナーで平野部や丘陵地帯を走る一般的な広域農道とはまったく異なり、榛名西麓広域農道は文字通り、榛名山の西麓を等高線のようにトレースしていく道。
完全2車線とは言え一部で路面が荒れていたり、砂が浮いていることもありますが、それらコンディションの見極めも含めて集中力が要求される、タフで素晴らしい関東屈指のワインディング・ロードなのです。
スタートからしばらくはトップを走っていたものの、後方からのプレッシャーに耐えかねて道を譲り、中盤からは必死で2台を追う展開に。
B3 GT3のアクラポビッチ製エグゾーストとスパイダーのスポーツ・エグゾースト、双方から吐き出される爆音にボクスターの高回転エンジン・サウンドが重なり、ドライバーはトランス状態へと堕ちていくのでした(汗)。
3台はそのままの勢いでK28/裏榛名を駆け上がり、善良な観光客の皆さんで賑わう榛名湖畔のパーキングでひとやすみ。
本日の「走り」はここまでとし、頭とクルマを冷やしてから、昼飯を喰うべくK33で山を下りていきました。
この店は場所的に?水沢うどんとは呼ばれないらしいのですが、そんなことはどうでもよく、13年前の初訪店から何度となく喰わせてもらっているのです。
昨今の情勢でしょうか、値段はだいぶ上がっていたものの、ピッカピカのうどんもサックサクの野菜&舞茸天ぷらも安定の旨さ。
しかしこの店で注意すべきはそのボリュームで、うどんの普通盛りと天ぷら盛り合わせの一人前だけで、死ぬほど腹いっぱいになるのです。
3人とも決して小食ではないのですが、「嗚呼、苦しいけれど旨かった・・・」とのややM寄りな恍惚感に満たされたまま、満席となった店を後にして関越道/駒寄スマートICへと向かうのでした(汗)。
*2023年4月現在、Google Mapsにおいて土坂峠の埼玉県側が描画できない状態となっているため、Google社に対応を依頼中です。
本日の走行距離は、389km。
走行時間は6時間26分、平均速度は62km/h。
平均燃費は、10.7km/lでした。
奥多野エリアも榛名山周辺も、クルマを楽しく走らせることのできる道がたくさんあります。
今回も3人で大いにドライビングを楽しみ、クルマもドライバーも一気に調子が良くなったような気がしました(笑)。
イクローさん、Shimaさん、どうもありがとうございました!