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グランド・ツーリング2021春【9】二度づけ禁止 [drive/touring]

6時に起床、嬉しいことに今朝も快晴だ。

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朝風呂を浴びてチェック・アウト、高松の市街地方面へ向かい、朝6時から営業しているという「うつ海うどん」に到着。
まだ7時過ぎだというのにお客さんはひっきりなしで、讃岐のうどん文化をまざまざと見せつけられたような思いにもなる。
ここもいわゆるセルフ店で、丼にいれてもらったうどん玉を自分で湯がき、自分でダシをかけ、薬味を放り込んで喰った。
うむ、やはり旨い。
大満足で店を出て、さぁどこへ行こうかとツーリングマップルを・・・あれ?無い!(汗)

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座布団の下にでも入っちゃったので気づかなかったのかな、などと思いを巡らせながら慌ててホテルへと引き返し、フロントの方に理由[わけ]を話して清掃前の部屋に入ると、思いっきり座卓の上に置いてあるではないか。
よかった・・・いや、よかないや。
毎度、部屋を出る前には忘れ物がないかどうか振り返って確認しているはずなのに、全力で見逃しているのだ。
少しずつ、しかし確実に忍び寄る「老い」を感じた一幕であった(涙)。

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気を取り直して、K38を北へ。
牟礼の街からK36で、四国最北端の海岸線をぐるっとドライブする。
東岸は短いながらも地形を生かしたワインディングとなっており、「センターラインずーっとまたぎおじさん」のブロックに難儀しながらも(汗)、走り切ってR11に繋いだ。
そのまま徳島県に入り、瀬戸内海を左手に見ながらのんびりと走り続け、K183/鳴門スカイラインに突入。
たくさんのバイクの間隙を突いて四国最後の走りを存分に堪能し、鳴門北ICから神戸淡路鳴門自動車道で本州を目指す。
当初、この日は夕刻まで四国内を走り回るつもりであった。
しかしながら、大阪在住のクルマ仲間であるmtmさんが私のBlogの投稿を見て「寄ってく?」と声をかけてくれたので、四国を早めに切り上げて、寄ってくことにしたんや。
知らんけど。

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集合場所の近畿自動車道/東大阪PAに、3台の981型ポルシェ・ボクスターが揃う。
mtmさんが神戸在住のHiroさんも誘ってくれ、一緒に走ることとなったのだ。
白/赤幌はHiroさん、紺/黒幌はmtmさん、2台とも3.4リッターのGTSモデルで、いずれも左ハンドル&マニュアル・トランスミッションである。
さらにmtmさんの個体には社外のシャコタン・サスペンションとツライチ・ホイール、およびケイマンGT4用と思しきリア・ディフューザーが装備されており、関西感がハンパない。
反社会的レベルの爆音を轟かすスポーツ・エグゾースト・システムのスイッチを入れないよう要請したにも関わらず、笑顔でスイッチを入れたmtmさんに続き、Hiroさんにフォローしてもらいながら第二阪奈道路で奈良県に入る。
渋滞のR168を離れ広域農道/信貴フラワーロードでウォーミング・アップを済ませてから、信貴生駒スカイラインに突入した。

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初めて走るこの道は、片道1,360円もする観光有料道路だが、mtmさんの言う通りその高い料金がフィルターとなって、下界と比べ交通量は圧倒的に少ない。
道はアップ&ダウンを織り交ぜたタイト・コーナーの続くテクニカルなワインディング・ロードで、ハイ・パフォーマーなお二人に伍してボクスターを走らせるには、2速固定のままアクセルを踏み抜く必要があった(汗)。
途中には見晴らしの良いパーキングがいくつかあり、眼下の街を眺めつつ、クルマ談義に現[うつつ]を抜かす。
mtmさんもHiroさんも、同じボクスター乗りという以前に「走らせてナンボのクルマ好き」なので、ドライブ・ルートの話でも大いに盛り上がった。
それにしても、実に楽しく気持ちがいい。
気温20℃の風を浴びながら、ボクスター3台でのワインディング・ドライブ&トーク。
後半は殿[しんがり]に回り、関西人の容赦ないダブル爆音を浴びながら(汗)、麓へと駆け下っていくのであった。

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大阪市内中心部の「ホテル モントレ ラ・スール大阪」にチェック・イン。
個人的にはドラ宿として選ぶようなホテルではなく、駐車料金が別途1,500円かかるため一番安いシングルのプランでもかなりキツいのだが、貯まっていたじゃらんのポイントをありったけ投入し、宿泊に至ることができたのだ(涙)。
そんな私の予約をアップグレードしてくれたツイン・ルームはとても広く、極めて快適でビックリ仰天なのだが、とりあえず荷物を置いて外に出る。
歩いて数分、京橋駅至近の繁華街にある「串かつ キャメルクラッチ 京橋らくだや」は、mtmさんが予約してくれた実にイイ感じの店。
パーティションで区切られたカウンターのコーナーに二人して陣取り、大いに語り、呑み、カリッと旨い串揚げを次から次へと頬張り続けた。

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独りホテルの部屋へと戻り、広いバスタブに湯を張って沈む。
出発してからの9日間は瞬く間に過ぎ、明日はもう帰らねばならないのだ。
何とも信じ難い話だが、これが現実なのである。
風呂から上がり、アラームを朝4時半にセットして、GT最後の眠りに就いた。


本日の走行距離は、328km。
走行時間は6時間26分、平均速度は53km/h。
平均燃費は、12.1km/lであった。

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mtmさん、Hiroさん、どうもありがとうございました!

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コメント 8

Hiro

こちらこそ有難うございました!
今回はボクスター同士でツーリングできて、とても楽しかったです。
それにいろいろと車談義もできて、楽しい時間を過ごせました。あれからWataさんに触発されて、さらに私のドライブ依存症が悪化し、禁断症状がでてきてますので、私も近々GTに出かけようと思います。
また関西に来られる時はぜひご一緒させてください!
by Hiro (2021-04-16 10:11) 

wata

Hiroさん、こんにちは。

いやー、本当に面白かったです!
ナニワのワインディングをボクスター3台で走るのはもちろん、その合間の濃厚なクルマ談義がまた楽しいんですよねぇ。
私のGTはこの日が実質最終日でしたが、Hiroさんも是非素晴らしいGTにお出かけください。
ただし、「Wataさんに触発されて、さらに私のドライブ依存症が悪化し、禁断症状がでてきてます」なんて、私のせいにしてはいけませんよ(笑)。

by wata (2021-04-16 20:52) 

mtm

寄ってくれてありがとうございました[わーい(嬉しい顔)]
お天気最高で気持ち良く走れましたね!
あの展望台に何時間いたんだろ?
沢山の人々が入れ替わっていくのに3人でずっと車の話をしてましたね?
日本を代表する2大ポルシェブロガーとのひと時は最高でした♪
また寄ってくださいね、走りましょう[exclamation]?
ボクスター買って本当に良かった[指でOK]
by mtm (2021-04-17 04:46) 

つくばの松

今回も天気がよく最高の絶景ドライブになりましたね!

賑やかなエグゾーストと関西弁が聞こえてきました。お二人ともお元気だったでしょうか?(少なくともあの方は元気全開だったでしょうが・・爆)

うどんに始まり、懐かしい友人に会い、串カツで終わる・・
GT道の極意ですね!

by つくばの松 (2021-04-17 05:49) 

wata

mtmさん、こんにちは。

大阪から400kmも離れている沈下橋の投稿を見て、すかさず「寄ってく?」とのメッセージをくれるとはサスガですね(笑)。
おかげさまで、GTのフィナーレを飾るに相応しい一日となりました。
確かに走っているより話している時間の方が長かったのですが、晩飯も含めて本当に楽しかったですよ。
どうもありがとうございました!
・・・しかし、当日も強くお話しした通り、私は決して「ポルシェブロガー」ではありません。
ご注意ください(汗)。

by wata (2021-04-17 13:50) 

katsupon

今回のグランドツーリング編も楽しんで読んでいます。
やはり都会は、宿代、駐車場を考えるとグランドツーリング向きじゃないですね。

串カツで飲むのは大阪らしくて良さげで、都会なりの楽しみはあるんですけどね。
by katsupon (2021-04-17 13:52) 

wata

つくばの松さん、こんにちは。

はい、この日も含めてGT後半は毎日が晴天で、翌週の出社時に周囲が引くほど日焼けしてしまいました(笑)。
爆音スイッチを入れた2台のボクスターGTSが放つ排気音は強烈で、後続の私は自分のボクスターのエンジン音がよく聞こえませんでしたよ(汗)。
うどんも串カツも最高で、「旨いもんを腹いっぱい喰うためにその地まで走っていく」というGT[グルメ・ツーリング]の理念にも適うものだったと思います。
ごちそうさまでした!(笑)

by wata (2021-04-17 14:02) 

wata

katsuponさん、こんにちは。

毎度おつきあいいただき、どうもありがとうございます!
はい、私もそもそも人の少ない道を選んで走りますので、大都市中心部のホテルを積極的に選ぶことはありません。
今回はmtmさんと走って呑むための大阪泊でしたので、そうでなければ四国か淡路島あたりの鄙びた旅館や民宿に泊まっていたことでしょう(笑)。

by wata (2021-04-17 14:14) 

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