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グランド・ツーリング2021春【5】快晴!花見ドライブ [drive/touring]

山口県、萩市の朝。
あっという間に旅も中盤となった。

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いつものように朝風呂を浴びてから、海の見える朝食会場へ。
テーブルに並ぶのは鮟鱇の小鍋や一夜干しフグのせいろ蒸しなど、夕食じゃないのかレベルの素晴らしい朝飯であった。
チェック・アウトを済ませ、萩の城下町を軽くポタリングしてから東へと向かう。
空は快晴、最高のオープン日和だ!

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中国地方の山間部には、交通量僅少で走り放題の国道や県道が文字通り山ほどある。
そんな道のひとつK10を、朝の爽やかな風を浴びながら4速メインで快調に走った。
R315を経て、K14で島根県に入る。
K313からR488にスイッチ、こんなに走っていいのか?と自問しながら改良済みの2車線路を走り、いいのだ!と自答しながらなお走った。
新しい豪華なトンネルを通らずに旧道を辿ってみると、路傍の桜が八分ほどに咲いており、ひそかな風にその枝を揺らしている。
今回のツーリングでは、咲き始めた桜の姿をあちこちで目にすることができている。
場所によっては満開に近く、以降の行程も実に楽しみだ。

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快走国道を捨てK314を選ぶと案の定、道はどんどん狭くなる。
リアル1車線の荒れた舗装路は、緑の苔がセンターライン代わりだ。
このような山峡路を辿るのも、もはやGTのお約束となっているが、決して望んでいるワケではないことに留意いただきたい(汗)。
無事にR191に出、よく整備された山間の2車線路でアクセル・オン!
実にボクスターらしいハイペースで走って広島県境を越え、K307で小さな峠のトンネルを抜けてR186へと繋ぐ。
大きな山の間をトンネルと橋とで貫く快走路を、南へと下っていった。

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加計の街で昼時となり、入浴施設「月ケ瀬温泉」内の蕎麦屋でせいろとミニ天丼のセットを発注。
腹も膨れたところでリスタート、午後イチのドライブはR433を北東に向かうところから始まる。
この道は途中から自身の体験上ワースト・レベルの激しい極悪狭隘路となるため、二度と走るまいと誓っていたのだが、最新版の「ツーリングマップルR」に記載の通り、1.5車線レベルの迂回路があったのだ。
心より感謝しながら凶悪区間をラクラク迂回することができ、続くR261/石見街道を北上する。
何度となく前走車に追いつくが、安全かつ迅速にブッコ抜きつつボクスターは走り続けた。
またまたトンネルを迂回して旧道を辿っていくと、途中の駐車場に良い桜樹が立っているのが見える。
一見、無駄とも思えるこのような寄り道行為が、旅をさらに豊かなものにしてくれるのだ。
人生もまた然り、である(←そうか?)。

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沿道の出光でハイオクを満タンにしてから、江の川に沿ってK40を北上する。
文字通りのリバーサイド・ルートで、実に気分がいい。
この道でも多くの桜を見ながら走ることができたが、中でもひときわ見事に咲き誇る桜に目を奪われ、堤防上でひとやすみ。
いやもう、最高である。
川を離れたK40は豪快な上り坂となり、三瓶山の南麓に到達する。
ここから半時計回りに、三瓶山周回ドライブをスタートさせた。
ストレートあり、ワインディングあり、左手に聳える山を常に意識しながら楽しく気持ちよくボクスターを走らせる。
西麓の草原は野焼きの直後だったようで、広大な真っ黒い焼け跡には懐かしい焚火のようなにおいがまだ漂っていた。

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ぐるっと1周したところで本日の宿、さんべ温泉「さひめ野」に到着。
荷を解き、夕暮れの露天風呂で大いに寛いだ。
今回もいちばん安い2食つきのプランを選んだが、柔らかい地場産豚肉の陶板焼など、味もボリュームも文句なしである。
それにしても、もう5日も経ったとは驚きである。
いつものように、旅の感動が薄れないうちにOneNoteへテキストを打ち込んでから、明日も悔いのないように走ろうと、ツーリングマップルでルートの算段を始めるのだった。


本日の走行距離は、304km。
走行時間は6時間08分、平均速度は51km/h。
平均燃費は、11.0km/lであった。

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コメント 4

Dion

ヘッダーの見事な桜、島根なのでしょうか。
ブログタイトルの縦書きも趣がありますね。
それにしてもこんな満開の桜に出会えたなんて本当に良いタイミングでしたね。
S字カーブと言い絵になります。
ツーリングも中盤とのこと、この先どこまで行かれたのか?
この桜の動画も楽しみにしております。(←リクエストしています)
by Dion (2021-04-06 21:57) 

wata

Dionさん、こんにちは。

はい、この桜は島根県道40号線を江の川に沿って三瓶山へと北上していく途中に咲いていました。
桜は堤防の下に植えられているため、堤防上の道から見ると、写真のように花とクルマとが同じ高さになるんです。
なので、クルマ好きとしては最高の桜だと思いましたよ。
とは言え「写真マジック」もあるでしょうから、ムービーはあまり期待しないでください(汗)。

by wata (2021-04-06 22:30) 

忠

こんにちは。

最初の朝ご飯から素晴らしいですね。海の物と山の物が蒸し器の中で仲良く食べられるのを待っています。間違いなくツーリングの楽しみの一つです。
1日の走行距離が304kmというのは多くもなく少なくもなく、適度の寄り道や風景に見入る時間も取れる距離なんでしょうね。参考にしたいと思います。

by 忠 (2021-04-08 18:01) 

wata

忠さん、こんにちは。

萩の宿は「朝食はついてればラッキー」ぐらいの6,600円だったのですが、ここ最近でいちばん旨い朝飯を喰わせてくれたと思います。
前日にパッと取った宿が「当たり」だと、嬉しいんですよね。
私は走行距離を決めて走ることはしませんが、ツーリング中は日没前に宿へ入ることとしており、この日もちょうどイイ感じでしたよ(笑)。

by wata (2021-04-08 21:04) 

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