SSブログ

リペア⇒ガード⇒リプレイス [maintenance]

バキッ!!
・・・えっ?(汗)

群馬県の山道でボクスターを走らせた帰りの、関越自動車道。
フロント・ウィンドウ付近で、何かが当たったようなものすごい音がしました。
飛び石でも喰らったかな、と走りながら目検でチェックしてみましたが、見た限りでは新たなキズなどは無さそうです。
一安心して家に帰り、クルマを降りてもう一度見てみると・・・あっ!(汗)

P1090139.jpg
P1090140.jpg
ウィンドウ上部中央に、菊花のような1円玉サイズの打撃痕を発見。
更にその外縁にはアーチ状のクラックが認められますが、これは衝撃によって合わせガラスの内側に生じたもののようです。
16万kmを走ったボクスターのフロント・ウィンドウには細かいキズがたくさんついていますが、今回はそれらの比ではなく、マジで狙撃されたんじゃないかぐらいの強烈なインパクトがあったものと思われます(汗)。
幸いなことに、各種センサー類が格納されるハウジング部への弾着だったので、視界への影響は皆無です。
とは言え、さすがに看過できるレベルにはないため、キズが拡がる前に補修をすることにしました。

P1090142.jpg
P1090143.jpg
次の週末、Amazonで発注した「AUG・ウインドガラスのキズ修理セット」を使って作業を開始します。
このタイプのリペア・キットは過去に何度か使ったことがあり、いずれもキレイに仕上げることができています。
今回のキズはこれまでで最も凶悪で、サイズ的にもDIYでの補修はギリギリと言った感じですが、とにかくやってみました。
説明書に従って注射器でキズ内の空気を抜き、補修剤を注入。
これを10回ほど繰り返し、最後にボクスターを日光に当てて補修剤を紫外線で硬化させれば作業は完了です。
白いヒビはだいぶ目立たなくなり、指で触っても平滑で、キズの隅々にまで補修剤が充填されたことがわかります。
アーチ状のクラックについては、前述の通りセンサー・ハウジングとの間にあるようですから手はつけられませんが、水が入ることはないので様子を見ることとしました。
ま、とりあえず、実用上はコレで問題は無いでしょう。

------

と、タカを括っていたその数日後。
ボクスターに乗ろうと近づいてみると・・・げっ!(汗)

P1090147.jpg
打撃痕外郭のアーチ状クラックが、思いっきり成長しているじゃあーりませんか!
長さは20cmほどで上下に伸びており、上部はガラスのフチにまで達しています。
しかも新たなクラックは外ガラスを割っており、恐る恐る触ってみると指先には段差が感じられました。
ウィンドウのキズは成長する、と聞いたことがありますが、ホントだったんですねぇ(涙)。
こうなってしまうと素人の手には負えず、プロであっても恐らく補修は不可能でしょうから、交換するしかありません。
PC[ポルシェセンター]の担当さんによれば、ウィンドウは国内に在庫があるとのことですが、年末ギリギリだったことから作業は年明けになるとの由。
もちろん、それまでの間もボクスターを車庫で眠らせておくつもりはないため、クラックが育ったり水が入ったりしないように、ビシッと保護しておく必要があります。

P1090229.jpg
P1090230.jpg
で、ヨドバシ・ドット・コムにてコニシの強力補修テープ「ボンド ストームガードクリヤー」を発注し、傷口に貼りつけました。
コイツは能書き通りとても丈夫で、雨の東名高速道路でワイパーをガンガン使ってもビクともしません。
調子に乗って西伊豆のワインディングをグリグリ走らせても、夜の寒さや昼の日射しによる温度変化を喰らっても、クラックが伸びることはありませんでした。
ホント、良くできたテープだと思います。

------

そんなワケで、図らずも正月明けにボクスターのフロント・ウィンドウが新品となりました。
今回の狙撃痕(?)だけでなく、交換によって無数の細かいキズも一掃され、逆光時の乱反射はキレイに無くなっています。
視界スッキリのボクスターで、今年も懲りずに走りますよ!

DSC_1506.jpg
nice!(9)  コメント(12) 

nice! 9

コメント 12

つくばの松

災難でしたね・・
フロントガラス損傷は乗る距離と比例して増えるリスクですよね。私も何度かフロントガラスは交換しました。基本的に消耗品と割り切っていますが、以前は等級が落ちずに保険対応できたので助かったんですけどね。今は傷は無いのですがプラネタリウム状態です。まあ気にせず走っていますが(笑)
しかし応急処置は施したといえ、ヒビが成長した状態で西伊豆のワインデイングを走ることは私はちょっと・・・汗


by つくばの松 (2021-01-11 06:44) 

f3.5

初めまして
失礼ながらいつも読み逃げさせて頂いています
クルマライフが楽しそうで、こちらのBlogはいつも気になっています
 
飛び石、ショックだったと思いますが無事に帰宅出来たことは良かったと思います
飛び石は自分の認識では冬季に多く発生しているように感じています
過去、自分の時はやはり冬季に高速道路を走行中、大きな音がしたので帰宅後に調べたら屋根にエクボができてしまいました。
 
多分他車のスタッドレスタイヤの影響かと思っています
あのタイヤの溝が小石を拾うのかな!?って…
なので冬季は車間距離を必要以上に取り、特に大型車の直後にはつかないように心掛けています(前車を追い越すときは一気に!)
 
自分のことはさておき、これからも楽しい記事を拝見させて頂きます
 
 



by f3.5 (2021-01-11 15:35) 

wata

つくばの松さん、こんにちは。

わたしも松さん同様、キラキラと逆光に輝く無数の細かいキズは気にしませんが、さすがに割れてしまったらもうどうしようもなく、かつ自費ではキツいので保険を使わせていただきました(涙)。
なお、フロント・ウィンドウは分厚いラバー・モールを介して接着されているため、走行に伴う応力はそれほどかからないんじゃないか(というより、かかるように作られていたらアカンでしょ)と思っているのですけど、どうなんでしょうか。
いずれにせよ応急処置下のワインディングはお勧めしませんし、パクられたら整備不良だとか言われちゃいそうですが、この補修テープの性能は素晴らしいと思いました(笑)。

by wata (2021-01-11 15:59) 

wata

f3.5さん、はじめまして。

コメントをいただき、どうもありがとうございます。
もしよろしければ、これからもバンバン読み逃げしていってくださいね!(笑)
それにしても、飛び石で「屋根にエクボ」とは恐ろしい限りです。
この日はオープンで走っていたので、もしもf3.5さんと同じ状況だったら脳天に穴が・・・。
少なくとも身体に当たればケガをしていたでしょうし、屋根を閉めていても幌が破れるレベルの被害に遭ったことでしょう(震)。
スタッドレス・タイヤによる飛び石増のお話は、なるほど!と思いました。
仰る通り、サマー・タイヤよりも大きな石をたくさん拾って放ってきそうですから、私も十分に気をつけようと思います。
たいへん有用なサジェスチョンをいただき、ありがとうございました!

by wata (2021-01-11 16:00) 

ラビー

飛び石・・・
あのバキッっていう音、心臓によくないですよねぇ。
以前、なんで晴れてるのに、ガラスに水が流れてるんだろ?
っと思って、ドライバー氏に言うと、ワイパー動かして、
・・・何も変わらない・・・
げっ、これは、いつの間に!っとか。
降りて見ると、車内からは見れない場所に、何この弾痕!とか。
ボディの飛び石ハゲ、はぁ~って思います。
飛び石、よけられないですし・・(笑
ガラス、新品になってよかったですね。
by ラビー (2021-01-11 16:21) 

Dion

飛び石、もうこればっかりはなんともし難いですよね。高速走行中、パキッ、と聞こえたら、速攻近くのSAで停車して確認しますが、涙ものです。
今回はかなり大きかったですね。
クラックが成長している様は大黒で拝見いたしましたが、ショックですよね。それにしても強力補修テープはすごいですね。
まさかの時のために買っておこうかと思った次第です。
無事に修理も終わって何よりです。
緊急事態宣言、ソロで走るならOKですよね。
私は気晴らしで首都高走りました。(笑)
by Dion (2021-01-11 21:18) 

wata

ラビーさん、こんにちは。

パチッとかカチッとかのレベルなら慣れっこですが、今回はバキッ!!と明らかにヤバそうな音がしました(汗)。
しかし、「ガラスに水が流れてる」ように見えるほどのクラックは、恐ろしいですねぇ・・・。
フロント・ウィンドウは三層構造なので、バリバリに割れてガラスが落ちるようなことはまず起きないようですが、クラックが入ったらやはり交換するしかないと思います。
私はもう55歳ですが、飛んでくる小石をパッ!パパッ!とよけられるよう、動体視力とドラテクを鍛えようと思います(←無理だって)。

by wata (2021-01-11 21:47) 

wata

Dionさん、こんにちは。

そうですね、Dionさん始め何人かの方には、立派に育ったクラックを大黒PAで見ていただきましたね(笑)。
これまでに60万kmほどクルマを走らせていますが、ここまでの被害は初めてです。
細かい飛び石キズがつくのは、走ってりゃ仕方ないことだと思っています。
ま、勲章みたいなもんですかね。
ちなみに今回の記事に使ったフロント・ウィンドウの写真には白く細かい点がたくさん写っていますが、これらは汚れやホコリではなく、すべて飛び石キズなんです。
つまり勲章をたくさんもらっていることになるのですが、その割にちっとも偉くなりませんねぇ(涙)。

by wata (2021-01-11 22:08) 

モロカン

新年あけましておめでとうございます。

いやはや、これは災難でした。今回の記事を読ませていただいて、フロントウインドウは風よけだけでなく、やはり人間を保護する重要なパーツだったんですね。

スピダーにはもうスペアは無いんですよ(泣)。

といっても、昨年、クロスブレードに乗り換えました。
取説には「ヘルメットかゴーグルを必ず着用して下さい。」と注記されています。
by モロカン (2021-01-11 22:36) 

wata

モロカンさん、こんにちは。
本年もよろしくお願いします。

はい、オープンのボクスターでも頭部や顔面を保護する必要がないのは、フロント・ウィンドウのおかげなんですよね。
あって当たり前の装備だと思っていましたが、クルマでもバイクのようにフロント・ウィンドウの無いハードなモデルがいくつかあるってことを忘れていました、すみません(汗)。
しかし、ルノー・スポール・スピダーでもレアだったのに、スマート・クロスブレードって特別天然記念物レベルの希少車じゃないですか!
いや~、相変わらず凄いチョイスでビックリです。
そもそもクロスブレードにはフロント・ウィンドウが無いので、割れる心配も無いってことですよね(笑)。

by wata (2021-01-12 12:19) 

ゴウ@神戸

災難でしたね〜
私の車(ディスカバリー)はフロントにも全面、熱線が
入っているんですよ。冬季のフロントウインド凍結には
絶大な効果なのですが、割れて交換となると費用が…
でも私は42歳なので迫り来る飛び石もパッ!パパッ!とよけられる
年代です(無理)。
by ゴウ@神戸 (2021-01-23 11:28) 

wata

ゴウ@神戸さん、こんにちは。

最近のランドローバーはどれもスタイリッシュになってきていますが、やっぱりモノホンのクロカンなんですねぇ。
何年か前の冬の朝、ガッチガチに凍ったフロント・ウィンドウにぬるま湯をかけてもまたすぐに凍ってしまい、たいへん難儀したことがありましたが、この装備があればバッチリですね。
しかし恐ろしく高そうですから、割れたら素直に保険で直しましょう(笑)。

by wata (2021-01-23 13:34) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。