如月ツーリング:3 [drive/touring]
大阪市内のホテルを7時前に出発、カーナビに従って阪神高速に乗りました。
空は快晴、気温は市内でも3℃まで冷え込んでいます。
山の上は凍結でアカンかもなぁと思いつつ、中国自動車道/宝塚ICから一般道に下りました。
今日は久々に六甲山を走ります。
前回走ったのは2010年の秋ですから、もう10年近くも前のことなんですねぇ。
乾いたルーフを開け放ち、K51をグリグリと上っていきました。
標高を稼ぐに連れて路面はジワジワと濡れてくるものの、幸いなことに凍結してはいないようです。
有料道路の芦有ドライブウェイに入り、更に上っていくと、周囲に雪が現れ始めました。
山頂付近の樹木は真っ白で、降りたてホヤホヤだと思われます。
外気温は-3℃、路面は凍結防止剤のおかげでかろうじて凍っていないようなギリギリのレベル(汗)。
連続するコーナーでグリップを探りながら、ボクスターを走らせました。
東六甲展望台には風花が舞い、陽光にキラキラと輝いています。
眼下には神戸や大阪の街並みや港が拡がり、そのすべてが銀色の逆光に霞んでいます。
冷たい風が吹いてとても寒いのですが、実にいい気持ちです。
地元のクルマ好きと思われる方々が気さくに声をかけてくれ、楽しくお話しをさせてもらいました。
このとてもフレンドリーな雰囲気が、関西なんですね。
とりあえず六甲まで来ましたが、この先はまったくのノー・プラン。
やはり日本海側は軒並み雪が降っているようなので、北上は諦め、南に下ることにしました。
ドライブウェイを駆け下り、高速道路を乗り継いで、明石海峡大橋を渡ります。
気温は7-8℃までしか上がっていないものの、空はスカッと晴れ渡り、極めていい気分。
淡路中央スマートICでアウト、紀伊水道側に出て海沿いを走るべく、K76をトレースします。
山の中の屈曲路を抜けると、目の前に静かな海が拡がりました。
この道は一度走ってとても気に入っているのですが、今日は途中で水仙関係の祭があるらしく、トラフィックはゼロではありません。
それでも、何もないシーサイド・ルートは実に爽快で、海を眺めながらボクスターをのんびりと走らせました。
無人直売所で本場・淡路島産のタマネギを仕入れてから、大鳴門橋を越えます。
結局、行く当てもないまま四国までやってきてしまいました。
とりあえず徳島ラーメンでも喰って行き先を考えようと思ったのですが、昼時とあってR55沿いのラーメン屋はどこも大混雑。
さすがに並んでまで喰おうとは思いませんし、幹線道路もつまらないのでK16へとエスケイプ、K22→K24と結んで南下を続けました。
途中の小さな町で、ラーメン屋の看板を見つけてUターン。
「黒どて商店 英吉亭」の暖簾をくぐり、たくさんあるメニューの中から、甘辛醤油の肉入りラーメンを選びます。
生卵は入れませんでしたが、ザ・徳島ラーメンという感じでとても旨い一杯でした。
行き先は未だ決めていませんが、今日は日没まで走ろうと肚を決め、ボクスターをリスタート。
福井町でR55に復帰、他のすべてのクルマが流れる無料バイパス/日和佐道路などはもちろん使わず、8年前と同じくオリジナルの国道を行きます。
紀伊半島南端のR42と同様、旧道と呼ぶにはあまりにも立派な幹線道路なのにクルマもバイクも走っておらず、結果、最高レベルのドライビング・ロードとなっているのです。
日和佐からは、K147/南阿波サンライン。
海を望む断崖上のワインディングが、3速メインで走り放題です。
高知県須崎市の横浪黒潮ラインと似ていますが、こちらのほうが路面は断然良く、グリップ高く走ることができるのです。
再びR55に戻り、南下を続けます。
野根の町を過ぎると視界を遮るものはなくなり、傾いた太陽は西側に切り立つ山々の陰に隠れ、ただ海の遠くを照らすばかりとなります。
先行車を安全かつ容赦なくブッコ抜きつつ、左手の水平線を常に意識しながら、最南端へと一気に走りました。
台風中継でお馴染みの室戸岬は、風もなく穏やか。
K203/室戸スカイラインに上がると、西陽に照らされた海や街が一望です。
稜線のワインディングをマイペースで走りきり、あとは高知方面へとR55一本勝負。
何もない岬の東側とはまったく異なり、いくつもの街を結ぶ道はクルマも多くアクセルを踏むことは叶いませんが、西陽を眺めながら淡々と走るのも悪くありません。
途中、奈半利の港に立ち寄ったところで、太陽は西に沈みました。
すっかり暗くなってから到着した宿は、先ほど空室を見つけて予約した「ロイヤルホテル土佐」。
ドラ宿にあるまじき立派な大型ホテルですが、和室も風呂もさすがに広々としています。
しかしラーメンを喰った時間が遅かったからなのか、あまり腹が減りません。
と言って何も喰わないわけにもいきませんので、やむを得ず、売店で買った土産用の「山北みかん」に手を出してしまいました。
小粒なのに旨いんだな、これが(笑)。
本日の走行距離は、445km。
走行時間は8時間27分、平均速度は54km/h。
平均燃費は、10.6km/lでした。
つづく。
空は快晴、気温は市内でも3℃まで冷え込んでいます。
山の上は凍結でアカンかもなぁと思いつつ、中国自動車道/宝塚ICから一般道に下りました。
今日は久々に六甲山を走ります。
前回走ったのは2010年の秋ですから、もう10年近くも前のことなんですねぇ。
乾いたルーフを開け放ち、K51をグリグリと上っていきました。
標高を稼ぐに連れて路面はジワジワと濡れてくるものの、幸いなことに凍結してはいないようです。
有料道路の芦有ドライブウェイに入り、更に上っていくと、周囲に雪が現れ始めました。
山頂付近の樹木は真っ白で、降りたてホヤホヤだと思われます。
外気温は-3℃、路面は凍結防止剤のおかげでかろうじて凍っていないようなギリギリのレベル(汗)。
連続するコーナーでグリップを探りながら、ボクスターを走らせました。
東六甲展望台には風花が舞い、陽光にキラキラと輝いています。
眼下には神戸や大阪の街並みや港が拡がり、そのすべてが銀色の逆光に霞んでいます。
冷たい風が吹いてとても寒いのですが、実にいい気持ちです。
地元のクルマ好きと思われる方々が気さくに声をかけてくれ、楽しくお話しをさせてもらいました。
このとてもフレンドリーな雰囲気が、関西なんですね。
とりあえず六甲まで来ましたが、この先はまったくのノー・プラン。
やはり日本海側は軒並み雪が降っているようなので、北上は諦め、南に下ることにしました。
ドライブウェイを駆け下り、高速道路を乗り継いで、明石海峡大橋を渡ります。
気温は7-8℃までしか上がっていないものの、空はスカッと晴れ渡り、極めていい気分。
淡路中央スマートICでアウト、紀伊水道側に出て海沿いを走るべく、K76をトレースします。
山の中の屈曲路を抜けると、目の前に静かな海が拡がりました。
この道は一度走ってとても気に入っているのですが、今日は途中で水仙関係の祭があるらしく、トラフィックはゼロではありません。
それでも、何もないシーサイド・ルートは実に爽快で、海を眺めながらボクスターをのんびりと走らせました。
無人直売所で本場・淡路島産のタマネギを仕入れてから、大鳴門橋を越えます。
結局、行く当てもないまま四国までやってきてしまいました。
とりあえず徳島ラーメンでも喰って行き先を考えようと思ったのですが、昼時とあってR55沿いのラーメン屋はどこも大混雑。
さすがに並んでまで喰おうとは思いませんし、幹線道路もつまらないのでK16へとエスケイプ、K22→K24と結んで南下を続けました。
途中の小さな町で、ラーメン屋の看板を見つけてUターン。
「黒どて商店 英吉亭」の暖簾をくぐり、たくさんあるメニューの中から、甘辛醤油の肉入りラーメンを選びます。
生卵は入れませんでしたが、ザ・徳島ラーメンという感じでとても旨い一杯でした。
行き先は未だ決めていませんが、今日は日没まで走ろうと肚を決め、ボクスターをリスタート。
福井町でR55に復帰、他のすべてのクルマが流れる無料バイパス/日和佐道路などはもちろん使わず、8年前と同じくオリジナルの国道を行きます。
紀伊半島南端のR42と同様、旧道と呼ぶにはあまりにも立派な幹線道路なのにクルマもバイクも走っておらず、結果、最高レベルのドライビング・ロードとなっているのです。
日和佐からは、K147/南阿波サンライン。
海を望む断崖上のワインディングが、3速メインで走り放題です。
高知県須崎市の横浪黒潮ラインと似ていますが、こちらのほうが路面は断然良く、グリップ高く走ることができるのです。
再びR55に戻り、南下を続けます。
野根の町を過ぎると視界を遮るものはなくなり、傾いた太陽は西側に切り立つ山々の陰に隠れ、ただ海の遠くを照らすばかりとなります。
先行車を安全かつ容赦なくブッコ抜きつつ、左手の水平線を常に意識しながら、最南端へと一気に走りました。
台風中継でお馴染みの室戸岬は、風もなく穏やか。
K203/室戸スカイラインに上がると、西陽に照らされた海や街が一望です。
稜線のワインディングをマイペースで走りきり、あとは高知方面へとR55一本勝負。
何もない岬の東側とはまったく異なり、いくつもの街を結ぶ道はクルマも多くアクセルを踏むことは叶いませんが、西陽を眺めながら淡々と走るのも悪くありません。
途中、奈半利の港に立ち寄ったところで、太陽は西に沈みました。
すっかり暗くなってから到着した宿は、先ほど空室を見つけて予約した「ロイヤルホテル土佐」。
ドラ宿にあるまじき立派な大型ホテルですが、和室も風呂もさすがに広々としています。
しかしラーメンを喰った時間が遅かったからなのか、あまり腹が減りません。
と言って何も喰わないわけにもいきませんので、やむを得ず、売店で買った土産用の「山北みかん」に手を出してしまいました。
小粒なのに旨いんだな、これが(笑)。
本日の走行距離は、445km。
走行時間は8時間27分、平均速度は54km/h。
平均燃費は、10.6km/lでした。
つづく。
2020-02-18 22:17
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コメント(14)
こんにちは。
いつも楽しく拝見させて頂いております。
私、来週は串本へ海鮮どんぶりを食べに、3月は土佐で温泉につかる予定です。wataさんが今回走られた路をまるでなぞるような感じです。いつかどこかでお会いできる日を楽しみにしております。
by makoto (2020-02-19 16:53)
僕が黄色のアウディA3の3.2に乗ってたころ
六甲ご一緒したのって2010年より前でしたっけ?
mtmさんもいて雨模様の日だったような?
by ゴウ@神戸 (2020-02-19 19:54)
makotoさん、こんにちは。
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
串本と土佐、2回に渡って行けるなんて羨ましいですねぇ!
山ルートも海ルートもイケるエリアですし、もうこれ以上寒くなることも考えにくいので、春を感じるドライブを存分に楽しめるのではないでしょうか。
どこかでお会いできることを期待して、私もまた行きたくなってきましたよ(笑)。
by wata (2020-02-19 22:55)
ゴウさん、こんにちは。
それはですね、2008年の秋のことです。
もう12年も前のことなんですねぇ。
しかも、同じ年のゴールデン・ウィークにも六甲で一緒に走ってもらっていたようです。
ちなみに私は2回とも、皆さんとお別れしてからそのままGTに出ていました。
次回はこのパターンで行きますよ!(笑)
by wata (2020-02-19 23:10)
wataさん、こんにちは。
紀伊半島ツーリング記事だとばかり思っていまして、旅の終わりに六甲山に足を延ばされたのかな・・と。それがお昼時には徳島、夕刻には室戸スカイライン、日没には奈半利、いつの間にか四国ツーリングになっているので驚きました! 室戸岬?の海岸にあるのはクジラの骨でしょうか? 夕日を背景に佇むボクスターが、最果ての地をさすらう旅人のようでロマンを感じます。いいですねえ。(沁)
by あてんざ (2020-02-20 00:12)
なんと大阪から更に四国まで足を伸ばされたのですね。
キイハンター(←つくばの松さん、使わせていただきます)でお終いとばかり思っていました。なるほど如月ツーリングと名付ける訳がわかりました。
と言うことでOPENにする時は
ハニーフラッシュ「OOOOO」(←5文字を入れてください。)
なんて言わないですよねぇ。
夕暮れの海沿いの町の景色、映画のワンシーンのようです。
この後の展開も楽しみにしております。
ところで玉ねぎは買われたんですね。
by Dion (2020-02-20 12:55)
あてんざさん、こんにちは。
はい、私もいつの間にか四国まで走っていて驚きました(笑)。
我ながらテキトーだよなぁとつくづく思いますが、ハイシーズンでなければ、今回のように宿を取らずに走るツーリングが性に合っているような気がします。
仰る通り、室戸岬の海岸に転がっていたのはクジラか何かの骨のようですけど、デカすぎてビックリしましたよ。
ちなみにとてもキレイだった夕陽が沈んだのは水平線ではなく、四万十あたりの陸地でした(笑)。
by wata (2020-02-20 20:36)
Dionさん、こんにちは。
関東から見ると四国はそこそこ遠いイメージがありますが、大阪からだととても近いんですよね。
市街地を除けば走り放題ですし、景色のいい道も多いので、ほんの少しですが走ってしまいました。
ちなみにタイトルには例によってあまり規則性も意味もなく、「紀伊半島・大阪・神戸・淡路島・四国南東部ツーリング」だと長すぎるので、こうなりました。
「如月ハニー」は大好きですが、無関係です(汗)。
by wata (2020-02-20 20:37)
わーwataさん!
芦有にらいらしてたのですね!
ゆーてくれはったら、何を置いても馳せ参じましたのにー!
wataさんの写真はどれも本当に綺麗ですよね、ツーリングに行きたくなりました!
by Mina (2020-02-22 17:22)
Minaさん、こんにちは。
断りもなくMinaさんのシマである六甲を走ったらめちゃめちゃシバかれる・・・と思ったのですが(汗)、当日は雪がチラつく寒さでしたし、何よりもMinaさんに連絡する手段が思い浮かばなかったんですよ。
まさかMinaさんのBlogのコメント欄に、「六甲へ行きまっせ!」なんて書き込むわけにもいきませんからねぇ。
いつかまた必ず行きますので、その際はどうにかしてお伝えしようと思います!
by wata (2020-02-22 22:41)
>断りもなくMinaさんのシマである六甲を走ったらめちゃめちゃシバかれる・・・
いえいえ、私なんて芦有の新参者中の新参者なので、全然でございます(笑)
>何よりもMinaさんに連絡する手段が思い浮かばなかったんですよ。
確かに…!そうでした…!
twitterでも大丈夫ですし、https://twitter.com/Mina_Panamera
メールはpanamera0224@gmail.comですので、ぜひこちらにご連絡いただけたら嬉しいです!(こんなところにメルアド書いてすみません)
その日を楽しみにしております!
by Mina (2020-02-27 09:02)
Minaさん
どうもありがとうございます!
いつになるかはわかりませんが、六甲へは社交辞令ではなくガチでまた走りに行くつもりです。
その際は必ず姐さん(←?)にご挨拶させていただきますので、ご承知おき下さい。
お目にかかれる日を楽しみにしています!
by wata (2020-02-27 20:14)
こんばんわ。wataさんの神出鬼没ぶりには驚かされます。というのは宝塚~有馬間の真ん中くらい、船坂保育園のすぐ北のゴルフ場がマイホームコースなのです!いつもゴルフで通る道をwataさんが走ったのかと思うと感慨深いです。(笑)ゴルフの往路はゆったり走るのがいいらしいのですが、ついついガスペダルを踏んづけてしまいスコアはいつもボロボロです。私は1週間遅れの先週末、神戸に戻っておりました。
by 藤本 (2020-02-27 21:30)
藤本さん、こんにちは。
そうですか、そんな身近なところにお邪魔していたんですねぇ(笑)。
ツーリングでは「初めての道・見たことのない景色」に出会うことも多いのですが、それはあくまで私の目線であって、地元の方にとっては「いつもの道・見慣れた景色」なんですよね。
そんなところを勝手に走るワケですから、安全だけでなくモラルやマナーにも十分配慮しなきゃいけないな、と改めて思いました。
by wata (2020-02-28 19:13)