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GT2019GW:[7]はじめての渋滞 [drive/touring]

GTは信じられない早さで7日目の朝を迎えました。
初日や2日目の記憶は、もう遠い過去のことのように模糊とし始めています。

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鯖の干物が旨い朝食を平らげチェック・アウト、夜露に濡れたボクスターのウィンドウを拭き上げながら、今日もまた悔いの無いように走ろうと自身に誓いました。
K348/足摺スカイラインは、森のなかを行くワインディング。
始動直後のMA122型水平対抗6気筒エンジンにオイルを満遍なく回すイメージでゆったりと走っているうちに、上げたままの幌もパリッと乾いてきました。
ポロシャツ姿には涼しく感じられるレベルの外気に向けて、ルーフ・オープン。
そのままR321を北上していきます。

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さすがはゴールデン・ウィーク、比較的流れてはいるもののクルマは多く、高知西南広域農道で中村の市街地を迂回するもR56に入ってペースは目に見えて落ちてきました。
ところが無料の窪川佐賀道路へのICに差し掛かると、前を走っていたすべてのクルマが流れていくではあーりませんか。
一気にガラガラとなったR56は、そもそもが幹線道路として作られているワケですから、んもー超快適。
広々としたストレートも山越えのワインディングも、100%のマイペース走行を続けることができました。
その先、高知自動車道の無料区間でも同様の状況となりましたが、どう考えても下道(R56)のほうが楽しくてしかも速いとしか思えません。
このパターン、同じ四国では「R33vs三坂道路」や「R55vs日和佐道路」でも同様の結果となっています。
皆さんも、走られる際は是非とも旧道へ!(笑)

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須崎の街をK23で後にし、K47/横浪黒潮ラインを走ります。
アップ&ダウンとタイト・コーナーとで構成されたテクニカルなワインディング・ロードですが、ほぼすべてのコーナーにゼブラ・パターンが刻まれており、お世辞にも走りやすいとは言えません。
が、そんなことにはお構いなく、久しぶりにアクセルを開け、2速メインでスポーツ・モードのボクスターを走らせました。
給油を済ませてからK39を内陸方面に走り、いの町からはR194で仁淀川に沿って走ります。
やはりクルマが多くマイペース走行は叶いませんが、それでも大いなる緑の山々を眺めながら走るのは実に気分がいいものです。
で、併用区間を経てR439単独区間になると、またもや交通量が激減。
「与作」と言ってもこの辺りは改良済みの2車線路が続き、素晴らしい快速ドライビングが楽しめます。

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走り放題走ったら、大いに賑わう道の駅「土佐さめうら」にピット・イン。
昼飯代わりにかぶりついた土佐あかうしの牛串はとても旨かったのですが、さすがにこれだけでは少々もの足りない。
そこで近くのコンビニで地元の牛乳を購入、その先で偶然見つけた沈下橋に腰掛けて、自宅から持ってきたクッキーを頬張りました。
いや~、最高です。

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増えてきたクルマやバイクと共にR32で徳島県に入り、K45で西祖谷地区に入りますが、少し走ったところでクルマの流れがピタリと止まりました。
約2km先に架かる祖谷のかずら橋に向かうクルマが連なり、まさかの渋滞となっているのです。
私ゃかずら橋などにまったく用は無いのですが、行き先である東祖谷方面への分岐がかずら橋の手前にあるので、どうしようもありません。
結局30分ほど渋滞につきあわされ、ようやく分岐を左折してクルマの列から解放されると、憑かれたようにアクセルを開けて山道を走るのでした(涙)。

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またもや与作/R439の未改良区間に突入、対向車との離合で一時停止を繰り返しながら東へと走ります。
国道を離れ狭い山道を上がっていくと、谷を挟んだ反対側の落合集落を望む展望台に出ました。
山腹にへばりつくようにして住居が点在する風景を眺めていると、往時の人たちの苦労が偲ばれます。
風に吹かれつつしばし休憩してから、国道へ下り宿へと向かいました。

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旅の宿 奥祖谷」は、深い谷に沿って下に伸びる旅館です。
地下2階の部屋に通され、ひとっ風呂浴びて寛いでいると、晴れていた空が真っ黒な雲に覆われて雷鳴が轟き始めました。
土砂降りの音を聴きながら喰った晩飯は、この地方に伝わるという「ひらら焼き」がメイン。
味噌で作った土手の中でアメゴや鶏肉、豆腐、蒟蒻、野菜やキノコなどを煮焼きして喰う郷土料理です。
他にも山菜の煮物や天ぷら、鹿肉の竜田揚げ、祖谷蕎麦などの山の料理を鱈腹いただきました。
なおこの夕立、降り始めは小さな雹だったというので、雨が上がってからボクスターのフロント&リア・フードを拭いてチェックしてみましたが、キズや凹みなどの被害は一切ありません。
ついでにボディ全体を拭きあげると、ホコリにまみれていたボクスターは水洗い直後のようにキレイになりました。
「災い転じて福と成す」とは、正にこのことです(←そうか?)。



つづく。

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忠

う~ん、鯖の一夜干し、本当に美味しそうです。魚の中では鯖が一番好きかもしれません。

沈下橋って言うんですね、知りませんでした。欄干が無く、増水時には水没するような橋・・・・風情があっていいですね。
by 忠 (2019-05-21 14:05) 

wata

忠さん、こんにちは。

足摺岬の宿は「ビジネス民宿」を謳っていますが、食事は本当に旨かったです。
鯖の干物も塩加減が絶妙で、飯が進みましたよ。
沈下橋は四万十川が有名ですけど、写真に写っているご家族は「この辺にはどの川にも普通にたくさんありますよ」と笑っていました。
単なる生活用の橋かもしれませんが、やっぱりクルマを停めて見入っちゃうんですよね(笑)。

by wata (2019-05-21 20:40) 

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