ドライブ・ベルト交換 [maintenance]
ボクスターのサービス・マニュアルには、定期的な交換を要するパーツの一覧が記載されています。
◇エンジン・オイル:15,000kmまたは1年毎
◇エンジン・オイル・フィルター:15,000kmまたは1年毎
◇エアクリーナー・エレメント:30,000kmまたは2年毎
◇エアコン・フィルター:30,000kmまたは2年毎
◇ブレーキ&クラッチフルード:2年毎
◇パンク修理剤:2年毎
◇スパーク・プラグ:60,000kmまたは4年毎
◇ドライブ・ベルト:90,000kmまたは6年毎
◇マニュアル・トランスミッション・オイル:180,000kmまたは12年毎
◇ディファレンシャル・オイル:-(交換不要)
12万kmを後にしている私のボクスター。
上記のうち、エンジン・オイルからスパーク・プラグまでは交換を実施していますが、ドライブ・ベルトは指定交換距離を越えてなおそのまま使い続けていました。
ボクスターはエンジンを簡単に見ることができず、ベルトの状態を自身で確認できていなかったので、「ま、大丈夫だろ」とタカを括っていたのです。
とは言え、万が一ベルトがブチ切れたらシャレになりません。
目視確認はできないものの、いくらなんでも12万kmも使ってりゃ少なくともヒビ割れなどは発生しているだろうと想定し、交換することにしました。
ドライブ・ベルトは、エア・クリーナー・エレメント等と一緒にアメリカのPelicanPartsにオーダーしていました。
日本で買うより半額近く安い(52ドル)のですが、送料を含めると微妙ですね(笑)。
ちなみにパーツ・ナンバーは、「9A110221800」から「0PB903137A」へと変更になっていました。
交換作業はDIYでやれる自信も無く(汗)、都内の整備工場に依頼。
入庫の翌日に引き取ることができましたが、当然ながらフロント・エンジンのクルマと比較して工数が大幅にかかったとのことで、4万円近い請求となりました。
結局、パーツ代と工賃とを併せた総コストで考えると、ディーラーに依頼したほうが安かったかもしれないと思っております(涙)。
で、外したベルトをチェックしてビックリ仰天。
浅いひび割れがひとつあるだけで、とても12万km無交換とは思えないようなコンディションです。
整備工場の方も、「これはまだまだ使えましたねぇ」と感心するレベルなのでした。
このポルシェ純正ベルトのサプライヤーであるOptibelt社はヨーロッパ最大のベルト専門メーカーだとのことですが、品質が本当に素晴らしいんですね。
と同時にこの耐久性は、ベルトのかかる6個ものプーリー/テンショナーがビシッ!と面一に揃い、かつ全ての回転軸が寸分の狂いなく平行となっている、組み付け精度の高さを如実に表しているとも思います。
ベルトの痛みが少ないと言うことは、同時にプーリーやテンショナーの負担も軽いことを意味しますから、ベルトで駆動されるオルタネーターやエアコン・コンプレッサー、ウォーター・ポンプの長寿命化にも寄与しているはずだと考えています。
4年半/12万kmを走らせて、私は「ボクスターは経年劣化に強く、丈夫で壊れないクルマだ」と確信しています。
過保護である必要は全く無く、必要なメンテナンスを施していけば、ずっと乗り続けることができるでしょう。
今回のドライブ・ベルト交換を以って、改めてその思いを強くした次第です。
◇エンジン・オイル:15,000kmまたは1年毎
◇エンジン・オイル・フィルター:15,000kmまたは1年毎
◇エアクリーナー・エレメント:30,000kmまたは2年毎
◇エアコン・フィルター:30,000kmまたは2年毎
◇ブレーキ&クラッチフルード:2年毎
◇パンク修理剤:2年毎
◇スパーク・プラグ:60,000kmまたは4年毎
◇ドライブ・ベルト:90,000kmまたは6年毎
◇マニュアル・トランスミッション・オイル:180,000kmまたは12年毎
◇ディファレンシャル・オイル:-(交換不要)
12万kmを後にしている私のボクスター。
上記のうち、エンジン・オイルからスパーク・プラグまでは交換を実施していますが、ドライブ・ベルトは指定交換距離を越えてなおそのまま使い続けていました。
ボクスターはエンジンを簡単に見ることができず、ベルトの状態を自身で確認できていなかったので、「ま、大丈夫だろ」とタカを括っていたのです。
とは言え、万が一ベルトがブチ切れたらシャレになりません。
目視確認はできないものの、いくらなんでも12万kmも使ってりゃ少なくともヒビ割れなどは発生しているだろうと想定し、交換することにしました。
ドライブ・ベルトは、エア・クリーナー・エレメント等と一緒にアメリカのPelicanPartsにオーダーしていました。
日本で買うより半額近く安い(52ドル)のですが、送料を含めると微妙ですね(笑)。
ちなみにパーツ・ナンバーは、「9A110221800」から「0PB903137A」へと変更になっていました。
交換作業はDIYでやれる自信も無く(汗)、都内の整備工場に依頼。
入庫の翌日に引き取ることができましたが、当然ながらフロント・エンジンのクルマと比較して工数が大幅にかかったとのことで、4万円近い請求となりました。
結局、パーツ代と工賃とを併せた総コストで考えると、ディーラーに依頼したほうが安かったかもしれないと思っております(涙)。
で、外したベルトをチェックしてビックリ仰天。
浅いひび割れがひとつあるだけで、とても12万km無交換とは思えないようなコンディションです。
整備工場の方も、「これはまだまだ使えましたねぇ」と感心するレベルなのでした。
このポルシェ純正ベルトのサプライヤーであるOptibelt社はヨーロッパ最大のベルト専門メーカーだとのことですが、品質が本当に素晴らしいんですね。
と同時にこの耐久性は、ベルトのかかる6個ものプーリー/テンショナーがビシッ!と面一に揃い、かつ全ての回転軸が寸分の狂いなく平行となっている、組み付け精度の高さを如実に表しているとも思います。
ベルトの痛みが少ないと言うことは、同時にプーリーやテンショナーの負担も軽いことを意味しますから、ベルトで駆動されるオルタネーターやエアコン・コンプレッサー、ウォーター・ポンプの長寿命化にも寄与しているはずだと考えています。
4年半/12万kmを走らせて、私は「ボクスターは経年劣化に強く、丈夫で壊れないクルマだ」と確信しています。
過保護である必要は全く無く、必要なメンテナンスを施していけば、ずっと乗り続けることができるでしょう。
今回のドライブ・ベルト交換を以って、改めてその思いを強くした次第です。
2019-03-09 17:49
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コメント(8)
こんにちは。
美しい写真、走向距離の上昇と節約メインテナンスを楽しみに読んでいます。2回目の車検も(ポルシェセンター以外で)通す予定でしょうか?
視点を変えればポルシェセンターの維持に整備・部品にもある程度の利益は必要なのかな?とは思いますが節約出来るところは節約したいですね。
by kurtsu (2019-03-11 10:12)
12万キロでこのコンディションってかなり安心感のある結果ですね。機能系パーツが壊れることが滅法少ないクルマだと言うのは乗ってて実感していますがここまでとは。やはり、しっかり消耗品を交換していればかなりメンテ費用が安く維持できるクルマですね(消耗品が高いってのは置いといて・・・)。きっちり走らせてるから逆に壊れにくいってのはwataさんの車両には特にありそうです。盆栽ポルシェは結構イカレるって聞きますし。
そんなあっしのクルマはジムカーナでアライメントがメタメタになったので今週末PDCCとPDKの定期チェックがてらPCに入れる予定です。
by Yuba (2019-03-11 12:12)
こんばんは。コメント失礼します(^_^;)
“4年半/12万kmを走らせて・・・”っとなると、2.7万km/年!!
素晴らしい!! さすがやるなぁ~!!(失礼)
まさしく “過保護である必要は全く無く、必要なメンテナンスを施していけば・・・” たぁ~、wataさん!!
まったくもって同感であります!!
私のエスも、10年半/23万km走らせてさすがにオイル減りやら、白煙噴出しが顕著になりました。
エスの次は霊柩車と定めておりますので、死ぬまで乗りますので
こうした経年劣化に抗すべく、長寿命化計画発動~第1弾に、踏み切ります!!
まだまだ走ったるワイ!!!・・・と思いました(^_^;)
ありがとうございました。
by マンタロウ (2019-03-11 19:32)
kurtsuさん、こんにちは。
いつもご覧いただき、どうもありがとうございます。
ボクスターは今年の9月で丸5年となりますが、ご想像の通り手放すつもりは毛頭無く(笑)、2回目の車検を受けることになると思います。
ただ、ディーラーか、他の整備工場か、自動車用品店か、ガソリン・スタンドか、はたまた自身で陸運に持っていくかは、まだ何も決めていません。
いずれにせよ、「点検・整備」と「車検」とは別ですから、それぞれベストな方法を考えていこうと思っています。
パーツ代が高いのは、その高機能や長寿命から納得できるところはありますね。
ただ、各種フィルターやオイル、プラグなどの消耗品や汎用品が極端に高いのは、如何なものかと思います。
100円ショップで2個108円で買えるリモコン・キーの電池が1,134円って、もうメチャクチャですよ(汗)。
by wata (2019-03-11 21:55)
Yubaさん、こんにちは。
私はこのボクスター以外のポルシェを知りませんが、12万km走らせても確かに機能系部品が壊れるイメージはなく、また経年に伴うフィーリングの低下も極めて少ないと感じています。
サスペンションなんて12万km無交換でホントにいいのか?とも思いますが、今のところは交換の必要性を感じませんからねぇ。
ただ仰る通り、頻繁に交換する消耗品類まで高いのは困りものですので、可能なものはWebマーケットなどで調達するようにしています。
個人的に、クルマは走るための機械なので、適度に走らせてりゃ壊れないだろうと思っています。
「盆栽ポルシェ」には笑いましたが、乗らなけりゃエンジンは回らなくなるし、ブッシュやベルト類は固くなるし、壊れやすくなるだけだと思うんですけどねぇ。
Yubaさんにおかれましても、相変わらず991カレラSをガッツリ走らせているようで何よりです。
ただ、「適度」を超えて「過度」にならないよう、くれぐれも自重願います(汗)。
by wata (2019-03-11 21:56)
マンタロウさん、こんにちは。
ホンダ・S2000、23万kmも乗られているとは本当に素晴らしいことだと思います。
単に「10年半所有し続けている」のではなく、「10年半走らせ続けている」のですから、ハンパ無いですよねぇ。
それだけ走らせていれば、オイル上がり/下がりや燃焼が起きるのは当然で、それはむしろ健康的であるとさえ思います。
いずれも治すための方法は確立されているでしょうから、「長寿命化計画」の一環として取り組んでいただき、50万kmへの足がかりとしてくださいね。
私も頑張ってついていきます!
by wata (2019-03-11 23:21)
こんばんは!
自分もドライブ・ベルトは以前から気になっていたのですが、点検のたびに異常ナシとの事でまだ交換をしていないので、本当に点検しているのか少し不安になっていました(汗)
今回の記事で耐久性には問題無さそうなのが確認できました(笑)
これからも安心して乗って行きたいと思います!ありがとうございました?
by KG (2019-03-14 20:44)
KGさん、こんにちは。
ボクスターはとてもいいクルマなんですが、エンジン・ルームを目視でチェックできないのが玉に瑕なんですよねぇ。
私は最初の車検でプーリー/テンショナー/ベルト一式の予防交換を勧められましたけど、まだまだ大丈夫だってことが今回の交換でハッキリしました。
KGさんのボクスターは13万km近く走ってるんですよね。
メンテナンスを考える上でとても心強く思っていますので、これからも情報共有をよろしくお願いします!
by wata (2019-03-14 22:51)