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西伊豆忘年ツーリング [drive/touring]

年末の帰省渋滞に巻き込まれないよう早朝に都内を脱出し、東名高速道路/沼津IC近くのローソンで6時半に集合。
R414を経由し、駿河湾沿いのワインディング/K17で前が空くと、4台は一斉にアクセルを開けました。

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今日から1泊での西伊豆忘年ツーリング。
メンバーはBMW ALPINA B3 GT3のM郎さん、BMW ALPINAロードスターのShimaさん、RUF Rt12のsuite-spiralさんと、ポルシェ・ボクスターの私です。
空は曇りから晴れ、気温もジワジワと上がり始め、実にいい気分です。
ところどころで休憩を挟みつつ、1.5車線レベルの県道を楽しく走っていきました。

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井田→戸田と走り抜け、土肥からR136にスイッチすると交通量も増えてペース・ダウン。
そのうち腹も減ってきて、昼飯はどうしようかと言う話になります。
では旨い蕎麦を喰いに行こうと、松崎からK15で婆娑羅[ばさら]峠を越えて下田の市街地に入り、「いし塚」へ。
私は二度目なのですが、濃厚&具だくさんの鴨南蛮汁に浸して喰うここの蕎麦は実に旨い。
何度か来ているというsuite-spiralさんに至っては、「この店はうどんも旨い」と言って憚[はばか]らず、ざる蕎麦と釜揚げうどんとを注文し平らげる始末です(笑)。

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腹も満たされて南伊豆方面へ走っていると、1台の981型ボクスターとすれ違いました。
松崎でも見たなぁ・・・と思いながら手を振ると、その珍しいマホガニー・カラーのボクスターはどこかで無理矢理Uターンしたらしく(笑)、我々のすぐ後ろについています。
近くのセブン-イレブンに誘導するとやっぱり、京都にお住まいのgonさんでした。
訊けば、今朝ご自宅を出て雪の中を走り抜け、伊豆半島までやって来られたとのこと。
初めてお会いできた嬉しい偶然にビックリですが、走り納めに京都から伊豆まで軽~く走りに来てしまうgonさんの豪快なツーリング力にもビックリです。
やはり道は繋がっているんだな、と改めて思いました。
いつかまた、日本のどこかでバッタリお会いするであろうことを確信しつつ、握手をしてお別れしました。

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仲間が待つあいあい岬まで走り、名物の塩を振ったソフトクリームを舐めたりしていると、すみません、と若いカップルに声をかけられます。
当然の如くシャッター役を頼まれたものと思い、「いいですよ、写真撮りますよ」→「あの、wataさんですよね」→「はい、そうですけど・・・って、えぇっ?(汗)」
愛知県からドライブに来られたと言うお二方、特に男性の方はALPINA B3の時代から私のBlogをご覧いただいていたとの由。
ボクスターを始め、Blogで見たことのあるクルマが並んでいたのですぐに解ったのだそうです。
いやはや、gonさんといいこのお二方といい、今日は仰天させられっ放しです。
駐車場を出ていくお二人のクルマを見送りながら、皆が言いました。
「wataさん、悪いことはできないっすね~(笑)」
「・・・・・・(汗)」

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今日は早めに宿へ向かいますが、交通量の多い国道でアタマを押さえられながら駄馬のようにチンタラ走るつもりは毛頭ありません。
ということで、Shimaさんやsuite-spiralさんの熱望を受け、M郎さんを半ば無理矢理巻き込むカタチで(笑)K121/蛇石峠に突入です。
この峠は曰くありげなその名前も含めて昔から大好きなのですが、ところによっては離合にも難儀するレベルのタイト&タフな山坂道。
対向車の有無に最大細心の注意を払いつつ、「一年の〆は蛇石にあり」などとワケのわからないことを口走りながら、極上の峠を越えていきます。
私はRt12の後についたのですが、ボクスターのささやかなサウンドは650馬力の爆音に圧倒されてまったく聞き取ることができず、自車の走行感を掴みきれないまま走り続けることとなりました(涙)。

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桜田温泉「三芳園」にチェック・イン。
私のドラ宿の基準からすればグッとハイクラスなのですが、年に一度の贅沢ですし、かつそれ以上の満足感が得られる宿です。
部屋へ入るなり浴衣に着替え、広々とした貸切露天風呂へ。
檜造りの内風呂や部屋に併設された半露天風呂にも入りまくり、身も袋も弛緩しまくったところで晩飯です。
丁寧に炊かれた金目鯛の煮付けを筆頭に、その殆どが伊豆の恵みとなる山海の幸が勢揃い。
いや~、素晴らしいですねぇ。

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翌朝も当然、温泉三昧からスタート。
カルガモ農法で作ったという自家製の新米をたらふく喰って、のんびりと9時頃に宿を後にしました。
松崎の街で全車給油を済ませ、R136を宇久須まで戻り、本日のハイライト・K410で西天城高原へのヒルクライムです。
12年ほど前から何度となく走っているこの道は、本家のラグナ・セカも舌を巻くコーク・スクリュー・コーナーを含む、登りも下りも実に楽しいワインディング・ロードです。
私はスポーツ・モード+ハーダー・サスペンションにセットしたボクスターのギアを2速に固定、急勾配のコーナーでは1速にまで叩き込んで、激走する3台のテールを追いました。
終着、峠下のパーキングで大満足のクール・ダウン。
クルマもタイヤも、いい仕事してます(笑)。

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西伊豆スカイラインは、相変わらずの快走路。
前を行くB3 GT3の極太タイヤが凍結予防のために撒かれた塩化カルシウムをビシバシと撥ね上げてくるものの(汗)、アスファルトはほぼドライ・コンディションで走行に問題はありません。
気持ち良く走り続けて、だるま山高原のパーキングで解散。
M郎さんは静岡方面へ、他3台は修善寺から伊豆スカイライン→箱根を経由して、それぞれ帰宅の途に就きました。

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伊豆半島は日帰りでも十分に走ることのできるエリアですから、1泊すれば余裕のよっちゃん。
仲間と共に走るべきときは走り、のんびりするときはのんびりする、メリハリの効いた楽しい忘年ツーリングとなりました。
更に、想定外にも程がある2連発の出会いにも恵まれて、もはや言うことなしです。
皆さんのおかげでとても良い走り納めとなり、また恙[つつが]なく新年を迎えることができました。
今年も安全第一で、楽しく走りますよ!

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gon

こんばんは
こんなに早く出会えるとは思いもよりませんでした。
おかげでスッキリと新年を迎えることができました(笑)
今年もまた偶然で会えるように求道します、
よろしくおねがいします。
by gon (2019-01-07 23:02) 

つくばの松

恒例のお泊まりツーですね。私も昨年は年末に休みがとれたので西伊豆走り納めをしてきました。wataさん達の前日(たぶん)富士山もよく見えて気持ちよく走りましたよ~。しかし一泊だと西伊豆~下田までフルに走れて良いですね。蕎麦屋さん、旨そうです!
by つくばの松 (2019-01-08 07:02) 

wata

gonさん、こんにちは。

先日はどうもありがとうございました!
生活圏が関西⇔関東と離れているワケですから、ボクスターに乗りあちこち走り回ってBlogを書いているという共通項が無ければ、南伊豆のセブン-イレブンでお話しすることも無かったんですよね。
それもまた、同じ時に同じ場所を走っていたからこそ実現したのであって、本当に凄い偶然だったのだなと改めて思います。
gonさんとはいつかどこかで絶対に再会するはずだと確信していますので(笑)、その日を今から楽しみにしています!

by wata (2019-01-08 21:40) 

wata

つくばの松さん、こんにちは。

松さんが西伊豆で走り納めの爆走をしていたことは、Blogを拝見し我々全員が知っておりました(笑)。
1日違いだったようですが、お互いに楽しいドライブとなって何よりです。
「いし塚」の蕎麦はとても旨いんですけど、有名店らしくたいへん混雑し、また駐車場も限られています。
我々は席も駐車場もギリギリ待たずに入れましたが、昼のピーク時は避けたほうがいいかもしれません。
それまでの間、時間つぶしに肉や魚やラーメンやデザートなどをガッツリ喰っておくのが、松さんにはちょうどいいのではないかと思われます(震)。

by wata (2019-01-08 21:40) 

忠

こんばんは。

今回の記事を読んで伊豆に行くことにしました。我が家には動物が二匹いますので早々朝早くという訳にはいきませんが、何とか一泊で調整できました。
滝の写真撮影も趣味ですので途中のルーティングをこれから考えたいと思います。
あ~ぁ、これから仕事に影響がでるかもです!?笑)

by 忠 (2019-01-08 22:23) 

のっぽえいじ

wataさん
はじめてコメントさせていただきます。
いつも、楽しく拝見させていただき、知った道など出てくると、
いつか偶然お逢いできたらなーと、思っていたのですが、
なんと!wataさん発見です。
おもわず声をかけさせていただきました。
暖かい対応ありがとうございました。
また、どこかで偶然会えるのを、楽しみにしています。
それと・・若いカップルなんて・・ほぼ同年代ですよ(笑)
by のっぽえいじ (2019-01-09 00:04) 

M郎

宇久須から西天城高原へのヒルクライムはB3GT3の素晴らしさを実感することができました。
年末に温泉三昧の贅沢ができ、本当に良い走り納めとなりました。
それにしても、蛇石峠で左手にカメラ・・・。凄すぎます(震)。
by M郎 (2019-01-09 20:44) 

Sho-z

私もwataさん達の真似をして伊豆で走り納めをしてきましたが「一年の〆は蛇石にあり」は名言ですね(笑)全くもってその通りです。
気心の知れた仲間と走ると遠慮は要りませんし、停まってはクルマ談義も弾み・・・控えめに言って最高だと思います。

2018年の「邂逅」は1度きりでしたが、今年もどこかでバッタリお会いできることを楽しみにしています!
by Sho-z (2019-01-09 22:22) 

wata

忠さん、こんにちは。

この時期の伊豆半島は、とてもいいんですよね。
都内近郊よりも明らかに暖かいですし、比較的空いているので気持ち良く走れると思います。
滝については詳しくありませんが、河津七滝や浄蓮の滝などの有名どころから、ワインディングで見かける小さな滝まで、いろいろありそうですよね。
山岳部の凍結にだけは十分注意の上、存分に楽しんできてくださいね!

by wata (2019-01-09 22:24) 

wata

のっぽえいじさん、こんにちは。

お声掛けいただき、どうもありがとうございました!
マジでビックリ仰天しましたが(汗)、以前からずっと見てくださっているとのお話を伺い、心から嬉しく思いました。
誰のためでもなく、自分のために書いているBlogではあるものの、のっぽえいじさんのようにご覧いただいている方から暖かい言葉をかけていただくと、きちんとマジメに書かなきゃいけないな、と改めて思います。
・・・と言いつつ、引き続きいいかげんな記事しか書けないんですけどね(←おい)。

by wata (2019-01-09 22:26) 

wata

M郎さん、こんにちは。

二日間おつかれさまでした&どうもありがとうございました!
宇久須のヒルクライムはドライバーとクルマが大いに試されるルートですが、M郎さんもついにB3 GT3をDTCモードで走らせてしまったんですよね(笑)。
ドレクセラー製のLSDが効き始めますので、上りコーク・スクリューでのトラクションのかかり方が全然違ったものと推察されます。
お願いですから、もうこれ以上速くならないでください(汗)。

by wata (2019-01-09 22:58) 

wata

Sho-zさん、こんにちは。

オジサンたちは「どこかでSho-zくんに遭うんじゃないか?」なんて話をしていたのですが、日程は違えど、やはり同じように伊豆を走られていたんですね!
我々の中では「蛇石」がかなりのパワー・ワードとなっており、他にも「蛇石を走らないと歳が越せない」とか「蛇石の神が降りてきた」とか、好き勝手なことを言い合っておりました(笑)。
ま、蛇石はともかく、またどこかで一緒に走りましょう。
今年もよろしくお願いします!

by wata (2019-01-09 23:11) 

suite-spiral

先日はありがとうございました。

一昨年のような想定外の事故渋滞もなく、天候も穏やかで、極上の二日間となりましたね。

「東の蛇石、西のサンギリ」という名言/迷言の通りに、昨年は2つの峠を一緒に走破しましたが、この日は改めて蛇石峠の素晴らしさを実感した〆走りとなりました。

久しぶりのいし塚もたいへん美味しくて、素晴らしい年越し蕎麦となりました。

・・・蕎麦つゆも蛇石も、かえしが大切ということかと(笑)

シーズンオフの気配にめげずに、また走りましょう♫


by suite-spiral (2019-01-10 18:56) 

wata

suite-spiralさん、こんにちは。

こちらこそ、どうもありがとうございました!
いやー、ホントに素晴らしい二日間でしたね。
紀伊半島の山奥に潜むサンギリ峠は個人的にはイマイチだったのですが、蛇石峠はやはり走り心をかき立てられるいい峠道だとつくづく思わされましたよ。
蛇石は狭さも際立つので、わざわざ超ワイド・ボディのRt12を持ち込んで走らせることに被虐の歓びもひとしおだったのではないかと拝察する次第です(←?)。

by wata (2019-01-10 21:51) 

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