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GW2016東北グランド・ツーリング[5]南下 [drive/touring]

■Day6

青森県むつ市の朝。
予報が外れてくれていることを願いながらカーテンを開けてはみたものの、やっぱり雨が降っています。
バイキングの朝飯を喰い放題喰ってから7時半頃に部屋へと戻り、今日はどうしようかと考えつつベッドで横にな

・・・9時50分!?(汗)

2時間以上も二度寝をブッこいてしまった自身の不覚を呪いつつダッシュで身支度を済ませ、チェック・アウト時刻ギリギリにキーをフロントへ返しました。
そういえば若い頃はよく爆睡して延長料金を払っていたなぁ・・・なんて話はどうでもよく(汗)、R338で南へと走ります。
当初は本州最北端の大間崎や、気持ちいい露天風呂のある薬研温泉へ行こうかとも思っていたのですが、止みそうもない雨と二度寝に伴うスタートの遅れでスッパリと断念したのです。

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土砂降りの中を淡々と走り続け、K170沿いの道の駅「みさわ」で小休止。
小腹が空いたので売れ筋だという「にんにくせんべい」を買ってみたのですが、これが予想を超える旨さでビックリしました。
ちなみに土産用に買った地元産のニンニクは、粒が大きくとても立派です。
帰宅後にオリーブ・オイルで丸ごとホイル焼きにして喰ってみたら奥さん、そりゃもう旨いのなんの。
少々値は張りましたが、思い切って買って良かったと思いました。
もう、ギンッギンです(←そうか?)。

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降り続ける雨(と二度寝)のため、今日はもう移動日と割り切って、早めに宿へ行ってのんびりすることに決定。
三沢市郊外の「青森屋」にチェック・インすると程なく強風に雨雲が吹き飛ばされて台風一過のような青空が戻ってきましたが、もうボクスターは明日まで動かさないと決めています。
ということで、広々とした露天風呂に袋の皺が伸びきるまで長々と浸かったり、併設されている庭園を爺さんのようにゆっくりと散歩したり、物凄い種類のバイキングを片っ端から喰い漁ったり、スコップ三味線のパフォーマンスに手を叩いたりと、もう観光客のオッサン丸出しです。
このまま明日も晴れてくれと願いながら床に就いたのですが、そうは問屋が卸さないのでありました(涙)。



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■Day7

ルーフを開けて宿を出発したものの、今朝はどんよりとした曇り空。
それでも西へと向かうR102は流れも良く、風を切ってボクスターは走ります。

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奥入瀬渓流の石ヶ戸パーキングは満車に近い賑わいでしたが、端っこに駐めてしばし散策。
萌え始めた新緑がとてもキレイで、十和田湖への国道もずっと淡い緑に包まれていました。
ここもまた、オープンカーで良かったと思えるルートのひとつですね。

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残念ながら十和田湖畔は強風に加えて雨も降り始めたため、屋根を閉じて早々に撤収。
GWの観光地なのに誰もいないK2/樹海ラインをマイペースで駆け下り、道の駅「こさか七滝」で休憩しつつパンを齧ります。
近くにある滝の前では、小さな桜がちょうど満開を迎えていました。

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本日は、秋田県と岩手県に跨る八幡平をガッツリと走るつもりでした。
しかしながら天気は降ったり止んだりの雨模様、念のためライブカメラ映像をチェックしてみると、八幡平山頂はミルクのような濃霧に覆われています。
天候が回復する見込みも無さそうなので、そのまま宿のある盛岡へと向かいました。
市内に入ったところで小さな醸造所をみつけ、立ち寄ってみることにします。
べアレン醸造所」は岩手県で名の知れた地ビールを作っているとのことで、土産に何本か買って帰ることにしました。

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今宵の宿、「ホテルルートイン盛岡駅前」にチェック・イン。
小雨の降る街へと繰り出し、目当ての店へと歩きます。
盛岡冷麺の一番人気店と言われる「ぴょんぴょん舎」はとてもキレイな造りで、夕方のまだ早い時間にも関わらず、多くのお客さんで賑わっていました。
生ビールをグイッとやり、セットの焼肉とともに冷麺をツルツルッと喰いましたが、さすがはナンバー・ワンの店、素晴らしく旨かったですねぇ。
ホテルへと戻る道すがら、雨は止み雲の切れ間から夜の空が見え隠れしています。
旅も終盤、明日は三日ぶりに終日幌を下ろしたまま走ることができそうです。



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■Day8

期待通り、盛岡の朝は晴天に恵まれました。
タワー・パーキングから出てきたボクスターは長旅でだいぶ汚れていましたが、荷物を積む前に待ちきれず屋根を開け、本来の姿へとトランスフォーム。
広々としたR46を西へと走ります。

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岩手山をバックに立つ小岩井農場の一本桜は、ちょうど満開前後のタイミングだったにも関わらず、妙にスカスカに見えます。
近くにいたおじさんに訊いてみたところ、今年は花の数が極端に少なく、これで満開状態なのだとのこと。
4年前に来たときにはまだ満開には程遠かった一本桜に、どうやら私は嫌われてしまっているようです(涙)。
農場内の桜も殆ど散り果てており、いつか必ず桜を観に再訪しようと固く誓うのでありました。

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流れの悪い幹線道路を棄て、東北道と釜石自動車道を使って遠野の町でひとやすみ。
久しぶりに立ち寄ったカッパ淵では、遠足に来ていた小学生たちがキュウリを餌にカッパ釣りに勤しんでいました。
釣果について尋ねてみたところ、まだ釣れない、カッパ釣りはとても難しい、との答え。
子供たちが帰った後、その場を管理しているおじさんに竿を借りて私も挑戦してみましたが、案の定アタリすらありませんでした(涙)。

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遠野の市街地を後にし、釜石へと向かうR283と別れたR340は、交通量ゼロの走り放題カントリー・ロードとなります。
スポーツ・モードのボクスターは柔らかな陽射しをタップリと浴びながら快走を続け、幹線道路を避けながらK34→K65と南下。
いや~、気持ちいいですねぇ。
R346沿道の道の駅「林林館」で手作り黒ゴマ団子をいただき、登米の町に入ります。
ここで立ち寄った「とよま観光物産センター・遠山之里」には登米名産の米がたくさん売られており、その中から「ささいぶき」を選んで土産としました。
帰宅後に炊いてみたところ、粘り気が少なく一粒一粒の米がシャキッと立っていて、とても旨かったですよ。

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ボクスターはR398を西に走り続け、R457→K253とワインディングでタイヤを更に減らしてから(汗)東鳴子温泉に到着。
温泉街から離れた静かな環境にある「旅館 紅せん」は、旧いながらもゆったりと寛げるとてもいい宿でした。
露天風呂で汗を流し、完璧な腹ペコ状態で晩飯に突入。
肉や魚、野菜などが味付けよくバランスよく盛られ、気がつけば苦しいほどの満腹感を以って完食しています。
腹が落ち着いてから貸切の露天風呂につかり、今日までのGTをしみじみと回想する50歳。
明日は、家に帰ります。



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オーチャム

GTブログ楽しく拝見しています。
GWの混雑が嫌で何もしなかった事、非常に後悔しております(笑)。
by オーチャム (2016-05-21 19:12) 

wata

オーチャムさん、こんにちは。

私は毎年GWに走りに出ていますが、おかげさまで渋滞に遭った記憶がありません。
ルートと時間を選べば大丈夫ですので、オーチャムさんも来年は是非走りに出てくださいね!

by wata (2016-05-21 22:08) 

Sho-z

東北GT記、「いいなぁ」と何度も呟きながら楽しませてもらっています(笑)

晴れの日もあれば雨の日もあるGTですが、雨の日もとても楽しまれている様子が伝わってきます。
(窓の外を見て、雨が降っていると二度寝してしまう気持ち、分かります(汗))
お土産が沢山で、帰ってからも“東北の味”を楽しまれたことと思います。

関東では疾うの昔に散ってしまった桜もGW頃だと、場所によってはまだ咲いているのですねえ。
いやいや、春の東北・・・いいですねえ(羨)
by Sho-z (2016-05-22 03:13) 

wata

Sho-zさん、こんにちは。

これまでもドライブは雨より晴れているほうがいいに決まっていると思っていましたが、オープンカーに乗ると、晴れテンションと雨テンションとの落差が極端に大きくなりますねぇ。
しかしいくらなんでも二度寝はダメですよ、二度寝は(汗)。
ともあれ、桜を探しながら走るのはまた楽しいんですよね。
今回はこれまでのGTよりも仕入れた土産の数が多く、今夜もしみじみとおいしいお米をいただきました(笑)。

by wata (2016-05-22 22:45) 

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