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奥只見⇒WTCC観戦ツーリング [drive/touring]

クルマ仲間のKさんから、「ツインリンクもてぎで開催されるWTCC(世界ツーリングカー選手権)を見に行こう」とのお誘いをいただきました。

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ツインリンクもてぎへは東北自動車道や北関東自動車道、常磐自動車道から行くのですが、集合はなぜか関越自動車道の嵐山PA。
しかも、日曜日の決勝を観戦するハズなのに、土曜日早朝からの出発です。
そう、どうせなら真っ直ぐ行かずにクルマを走らせようということになり、一泊二日のツーリングに仕立てることとなったのです。
前日までの雨がウソのような青空の下、Kさんのポルシェ・ケイマン、MTさんの911カレラ、私のボクスターの3台が関越トンネルを抜けて新潟県に入りました。

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例によって「ルート隊長」を仰せつかった私、今回は久しぶりに奥只見から福島県への越境を図ることにしました。
R352はMTさん/Kさんともに初めて走る道だとのことですが、だからといって様子を見るような気配は微塵も無く、枝折峠へのタイトなワインディングで先頭のボクスターを容赦せずに責め立ててきます(汗)。
それにしても素晴らしい天気で、カラッと涼しい風が本当に気持ちいい。
交通量はゼロに等しく、楽しい山岳ドライビングが続きました。

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銀山平から入ったK50/奥只見シルバーラインの長いトンネルを抜け、ダム下のレストハウスでひとやすみ。
赤城高原SAで朝飯にうどんを喰ったので腹は減っていなかったものの、MTさんとKさんが岩魚の塩焼きを旨そうに喰っているのを見て、思わず追加で発注(笑)。
550円と安くは無いのですが、これがデカくてビックリするほど旨いんです。
で、店頭で活きたままの岩魚に串を打って炭火で焼いているのを見ていると、店の主人がいきなり大声で唄い始めました。
「♪ いーわなはみんなーいーきているー、いっきーているからうまいんだー」
・・・いやもう、堪忍して下さい(汗)。

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銀山平まで戻り、R352に復帰。
奥只見湖の複雑な湖岸をトレースする、1.5車線の屈曲路をひたすら走り続けます。
この道は国道としてはかなり珍しく、多数の「洗い越し」を見ることができます。
山から湖へと流れ込む沢の水を、橋や導水管などで道の下を通すのではなく、意図的に路面上に流して横切らせているのです。
ワイルドですねぇ(笑)。
従って洗い越しの箇所は水が流れるように低く作られており、スロー・ダウンを余儀なくされます。
とは言え、ノーマルより20mm低いスポーツ・サスペンションを履いたMTさんのカレラでも、フロント・スポイラーやアンダー・フロアをヒットせずに通過できたとの由。
なので、よほど最低地上高が低くなければ問題なく走れると思います。

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湖岸を離れ、福島県に入り、深い山の中を行くR352。
檜枝岐村から北上を続け、東へ向かおうとしますが、過日の大雨でR352もR289も通行止めとなっているではありませんか(汗)。
唯一通れたのが最も狭いR401、リアル1車線の屈曲路を走り抜け、R400で再び山を越えてようやく会津田島の街に出ました。
ここまででかなり時間を喰い、かつ山坂道をこれでもかと腹一杯走ったため(笑)、宿へ向かうことに決定。
予約してある宿は茨城県/水戸市にあるため、ここからまだ180km以上も先ですが、道が空いてりゃ大した距離じゃありません。
R121を南下、R400で塩原温泉郷を抜け、西那須野塩原ICから東北道→北関東道と走って茨城町東ICでアウト。
ホテルルートイン茨城県庁前」にチェック・イン、大浴場で汗を流してから晩飯です。
ホテルの敷地内に併設された「海鮮ダイニング・はなの夢」は、魚を始めとして料理がとても旨く、オッサン3名は大満足。
軽い部屋呑みの後、それぞれ爆睡へと墜ちていくのでありました。

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翌日、バイキング形式の朝飯を喰ってチェック・アウト。
誰もいない県道や広域農道を快走し、ツインリンクもてぎに到着しました。

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決勝のスタートまではまだ時間があったため、場内をブラブラと歩きます。
コース・サイドではWTCC開催に合わせて往年のラリー・カーや世界の名車が展示されており、多くの人たちで賑わっていました。
また、ホンダ・コレクションホールには、ホンダ車を中心に懐かしいクルマやバイクがずらり。
私はホンダ車を所有したことはありませんが、特に過去のスポーツ・モデルはどれも独創的でカッコ良かったんですよねぇ。

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グリッド・ウォーク。
出走前のWTCCマシンがスターティング・グリッドに揃う、ファン・サービスのイベントです。
例によって予備知識ゼロで観戦に望んだのですが(汗)、並んだマシンは4車種でした。

◇ホンダ・シビック(日本ではもうシビックは売られていないんですよね・・・)
◇シトロエン・Cエリゼ(初めて知りました。シトロエンに4ドア・セダンがあるんですねぇ)
◇ラーダ・グランタ(「ラーダ・ニーヴァ」のラーダ!ロシア車!ビックリです)
◇シボレー・クルーズ(クルーズって、昔はスズキの兄弟車だったような・・・)

いずれも市販車輌をベースとし、エンジンは共通の1.6リッター直噴ターボ、タイヤはヨコハマのワンメイクで、性能に大きな差が出ないようにしているのだそうです。
4車種ともワイド・フェンダーや巨大なリア・ウィングなどで実にカッコいいのですが、どれも日本で売ってないってのが、逆に興味深いですね。

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決勝は2レース制、今回はそのうち第1レースだけを観戦しました。
裏ストレート・エンドで観ていたのですが、やっぱりスピードとサウンドが素晴らしいですねぇ!
全開でのダウン・ヒル、シーケンシャル・トランスミッションの間断無いダウン・シフト、赤く焼けるブレーキ・ディスク。
各車による90度コーナーへの突っ込みと立ち上がりは迫力満点で、特にシトロエン同士のバトルは「チーム・メイト同士なのに、いいのか?」ってな感じです(汗)。
11周のスプリント・レースが終わり、優勝したシトロエン・Cエリゼを先頭にやってきたウィニング・ラップの各車に手を振って、撤収。
常磐道/谷田部東PAで解散し、帰宅の途に就きました。

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2日間の走行距離は、787km。
走行時間は10時間05分、平均速度は80km/h。
平均燃費は10.4km/lでした。

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Kさん、MTさん、どうもありがとうございました。
通行止めには参りましたが、走りも飲み食いもレース観戦も、とても楽しかったです。
また遊びましょうね!

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MT

お疲れ様でした。数日前に全タイヤをN指定PZeroに交換してタイヤメーカー推奨の100キロほどの慣らしを終えたばかりでのツーリングでした。もっともタイヤメーカーの言う慣らしはあくまでもワックス分を取り除くだけ。路面とのアタリはまだまだ。ステアリングの手ごたえが希薄な状態からの走り出しでした。
奥只見に入る頃までに、徐々にグリップと手ごたえが出てきてましたが、まだワインディングの最初はグリップが完全には出てませんでした。しかし、イワナを食べた前後くらいから鬼のようなグリップを発揮しはじめました。(笑)グリップが安定して発揮するまで、やはり500キロくらいはかかりますね。
レースは面白かったです。迫力のバックストレートエンド。競り合いながら3輪走行で突っ込んで行く様は見てて楽しいです。
でも私の一番の関心は、思いのほかペースカーが速かった事だったりします。(笑)
また走りに行きましょうね。

by MT (2015-09-24 16:17) 

wata

MTさん、こんにちは。

こちらこそ、おつかれさまでした!
タイヤの慣らしについては全くの同意見で、ある程度減らさないと所期の性能が発揮されないと思っています。
奥只見のワインディングで、トランシーバから「どんどんグリップが出てきたぞ!」との声を聞き、なぜか私も嬉しくなってしまいましたよ(笑)。
ツインリンクもてぎのオフィシャル・カーはホンダ・シビック・タイプR、WTCCのそれはアルファロメオ・4Cでしたね。
特にタイプR、いい走りをしていました(笑)。

by wata (2015-09-24 20:56) 

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